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最終更新日:2022/09/03 (公開日:2018/10/15)

地震発生時の行動ポイント(外出先編)

地震の多い日本列島

日本に住んでいる以上逃れられない地震。

日本列島で地震が多い理由は4つのプレートがぶつかっているためです。
4つもプレートがぶつかっている国は世界に類がありません。

出典:気象庁

日本全国どこでも大地震が起こる可能性があり、
自分がどこにいる時に被害にあってもおかしくありません。

外出先で地震が起きても落ち着いて行動できるよう、
正しい知識を身に着けておきましょう。

こんな時地震が起きたらどうしたらいいの?

道を歩いていた時


窓ガラス、ブロック塀から離れ、落下物から身を守りながら広く安全な場所に移動しましょう。
もしも近くに広い場所がない場合は鉄筋コンクリートビルへ避難してください。

車を運転していた時


車を運転しているときに地震が起きたら、驚いても急に止まらないでください。
急に止まると事故につながります。

ゆっくりと車を減速させ、トンネルにいた場合は抜け切ってください。
情報収集のためラジオを付け、揺れが収まるまで車内で待ちましょう。
揺れが落ち着いたら車のキーは差したままにして連絡先のメモを残し避難してください。

また、震災経験者から、地震発生時ガソリンが少なかったため車を使用できなかった
という意見もあったので、普段からガソリンを入れておきましょう

電車やバスに乗っていた時

落下物から身を守り、つり革やてすりにつかまりましょう。
勝手に避難しようとはせず、乗務員の指示に従って避難してください。

カラオケボックスなどの個室にいた時


カラオケボックスや漫画喫茶などの個室にいた場合、まずドアを開けて出口を確保しましょう。
揺れが収まってから避難してください。

 

エレベーターに乗っていた時

全ての階の停止ボタンを押して一番近い階で降りましょう

避難時にエレベーターが動いたとしてもエレベーターを使って避難するのは絶対にやめてください。
停電や故障の影響で急停止し、中に閉じ込められる恐れがあります。

もしも閉じ込められてしまったら中に設置されているインターホンで通報し、救助を待ちましょう。

 

外出時でもパニックにならない3つのポイント

1.連絡ツールを決めておく


災害が起きた時、家族や親戚同士の安否確認が速やかにできるよう事前に連絡方法を決めておきましょう。
災害発生時は電話が繋がりにくくなるため、電話以外の連絡手段をおススメします。

Twitter等のSNSが東日本大震災時の安否確認に役立ったというのは有名な話ですよね。

 

SNSを使い慣れていないという方は、災害地から離れた場所に住んでいる親戚に連絡し、その親戚から災害地にいる別の家族に無事を伝える三角形型の連絡網を使うと良いでしょう。
災害地から災害地への回線は非常に込み合いますが、離れたところへの電話回線は比較的通じやすいです。

他の方法としては災害用伝言ダイヤルを使用するという方法もあります。
災害用伝言ダイヤルとはNTTが災害時に提供しているサービスで、「171」にダイヤルし、伝言の録音、再生ができる伝言板です。

出典:NTT東日本

2.子供に災害時の正しい行動を教えておく

地震が起きた直後、お子さんのいるお父さんお母さんが真っ先に心配するのは自分の子供の安否ではないでしょうか。
地震の起きた時、自分が必ず子供といるわけではありません。

地震が起きた時どのような行動を取るべきか教えてあげましょう

また通学路など普段よく通る道に危険な塀などがないか一緒に確認しましょう。

 

3.避難先を確認しておく

災害が起きた際どこに避難するべきなのか、予め避難所を確認しておきましょう。

地震発生時に家族と離れていたとしても集まることができるので避難場所の確認は重要です。

また、災害発生時に帰宅困難者を支援する災害時帰宅支援ステーションも増えています。

災害時帰宅支援ステーションとは、水道、トイレ、情報の提供など可能な限りの協力をしてくれる施設・店舗(コンビニエンスストア、ファミリーレストラン等)のことです。
こちらも一度地図で確認しておくと良いでしょう。

災害時帰宅支援ステーションのステッカー

まとめ

地震が起きたら、むやみに動こうとはせず、まずは自分の安全を確保しましょう。揺れが収まってから避難するようにしてください。

もしもの時のために普段から家族で話し合い、対応を決めておきましょう

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