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最終更新日:2022/09/03 (公開日:2020/02/04)

新生活で考える減災対策|命を守る部屋選びのポイント

4月は新学期・新生活の時期。もう少ししたら日本全国で桜の花びらでいっぱいの春の景色がやってきます。

そんなドキドキとワクワクな中の一大イベント「引っ越し」。新しい環境に慣れるまえに、新しい環境選びが待っています。もう目処をつけた方も、これから探す予定の方にもぜひ”お家にまつわる防災”について少し知っておいていただきたいことがあります!

命にまつわる「防災」では家を選ばない人が多い

大東建託 ぼ・く・ラボ

総務省の平成25年度住宅・土地統計調査によると、賃貸住宅に住む世帯数は1,852万世帯で、全体の35.4%を占めています。

多くの人が「賃貸住宅」を選んでいるものの大東建託が行った入居者様への調査では、賃貸住宅に対する重視度で「防災機材や避難設備」を選んだ人は、実に1.8%、12項目中11位という残念な低さでした。

そりゃあ外観のデザインや、その他使いやすさで選びますよね!

でも本当にそれでいいのでしょうか。
いつ起きてもおかしくない自然災害に向けて、そして特に日本は災害の多い国であるからこそ、もう少し選択基準にいれて暮らしていく家を選んでみてもいいかもしれません。

防災機能の高い部屋探しのポイント

賃貸住宅で災害が起こった場合に起こる影響は

  • 物件内部の損害
  • 建物の火災
  • 建物の崩壊

といったものが考えられます。

大きな災害が発生した場合でも出来るだけ被害は少なくしたいですよね。

部屋を探す際に防災機能が高いかどうかチェックするポイントをご紹介します!

物件の構造を確認する

物件の建物の構造にはいくつか種類があります。

地震に強い物件の構造は以下の3つです。

  • 耐震構造
  • 制振構造
  • 免震構造

揺れを抑えることができる構造であるかどうかを確認しましょう。

また、軽量な木造よりも鉄筋・鉄骨の物件の方がより地震に強い物件と言えます。

建築年数を確認する

物件は新しいに越したことはありませんがあまりに古い建物だと、耐震機能が低い可能性があり餡巣。

1981年以降の物件は地震に耐えられる新耐震基準を満たしているといえます。

できるだけ新しい物件を選ぶことがおすすめです。

避難経路を確認する

実際に災害が起こった際に避難できる経路があるかどうかを確認しておきましょう。

高層階の物件は地震や災害が発生したときに逃げにくくなってしまうことがあります。
エレベーターが止まってしまうと階段で逃げないといけませんよね、そう考えると階段の近くのお部屋の方が避難しやすくなります。

低層階は避難しやすくなるのであまり高層階のお部屋を選ばないということも防災につながります。

周囲の環境を確認する

物件の近くに洪水の恐れがある川や土砂崩れを起こしそうな山などがないか確認しましょう。
各地域からでているハザードマップなどで地盤や危険地区を知っておくと部屋探しに役立ちます。

ほかにも、どこに避難所があるのかといったことも確認しておくといざとなった時に安心です。

避難警報が出た時に、慌てて避難所を探す必要がなくなるので事前に確認しておきましょう。

消火器は設置されているかどうか

消火器が設置されているかどうかも確認しておきましょう。

不動産に尋ねてみるのもひとつです。

火災など予期しない出来事はパニックになりがちです。
そんなときに消火器が部屋から遠いところにあったり、どこにあるかわからないと被害の拡大につながってしまいます。

防災機材がどこにあるのかということは内覧にいくときにでもチェックしておきましょう!

同じ賃貸マンションで暮らす人と防災がしたい人32.7%

リクルートが実施した賃貸住宅における住民交流の意向調査によると、賃貸住宅の住民同士の交流をしたい人は全体の75.1%となり、その中でも防災訓練・避難訓練をしたいという方が32.7%というダントツで1番に。

これは驚き!(驚かないような国になってほしいものですが…涙)

それでも現場ではほんど参加されていなかったり、形骸化してしまっているという声もよく聞きます。このずれはなんだろう、そしてもっとこういう防災ができたらみんなが関われるのにな。。。とこの時点でアイデアがふつふつと出る私たちは、こんな活動を始めました!

防災&暮らし研究室「ぼ・く・ラボ」by 大東建託

実際にみんながかかわりやすく、暮らしやすく、そしてこだわりを減らさず防災にも役立つお家を研究してつくっていくラボ「防災&暮らし研究室 ぼ・く・ラボ」を立ち上げました!

暮らしのプロフェッショナルの大東建託の社員の方々と、実際に賃貸住宅のオーナーの皆様、そして暮らしていく入居者のみんなと、私たち防災ガール、そしてNPO法人プラスアーツでチームになって研究していきます。

 

ラボメンバーも募集しています!

一緒に考えていきたいという方はこちらメンバーも募集していますので、是非是非ご応募ください!
http://mirai-ken.com/lab/bousai/001/

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