最終更新日:2022/09/03 (公開日:2020/02/08)
被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40|読む防災
よく周りの女性と話していても、「防災しなきゃと思っていてもイメージがつかず何をしていいのか分からない」という声をよく聞きます。
私自身、防災をしようを思ったきっかけは東日本大震災で被災した女性のお話のなかで、「いつ何が起こってもいいように準備しておくこと」という一言でした。
今日は「被災したらどんなことが起こるのか?何をしたらいいのか?」を疑似体験できるような防災ガールおすすめ本を紹介したいと思います!
「被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40」
著者のアベナオミさんは、東日本大震災で被災したママであり、イラストレーター。
生まれてからずっと宮城県に住む著者は被災した経験を元に、わかりやすい防災をマンガで表現されていて、リアルな状況や備えを学ぶことができるのが、「被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40」という本も出版されています。
被災した直後から被災後の生活まで、「1日1防災」をテーマに1日ひとつできることを40日の簡単防災という形で紹介しています。生活・食・ベビーという観点でママ特有のお困りごと・防災グッズを紹介していて、どんなことが困るのだろう?というイメージを持つことができるようになっています。
必要なモノを見極めて、適切に持つ「ミニマル防災」
防災ガールとしても学びになったのは「ミニマル防災」という考え方。
流行語にもノミネートされるほど、注目が高まっている「ミニマニスト」。最小限(ミニマル)のもので暮らす人が増えてきています。
筆者のアベナオミさんは、ミニマニストと会ったことをきっかけに「地震がきても散らかさないようにすればいい」と衝撃を受けたそうです。
自分自身の生活に必要なものを見直して断捨離することも防災につながる、というのが新しい視点ですね。ミニマル防災のための方法もいくつか紹介されていてすぐに活用できそうです。
「想像力こそ防災力」
まさに、リアルストーリーを読むことで災害時に何が起こるのか?を知り、想像力を鍛えることが防災になると思います。想像するための視点も、状況やグッズなどとに紹介されていて、被災者のお話を直接聞けなくても、本で学び・考えるきっかけに。
災害に対して特別な準備をするより、普段の生活に防災が入っていることが大切だと考える防災ガールにとっても学びがありました。読む防災としていかがでしょうか。