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最終更新日:2023/04/25 (公開日:2019/04/27)

防災リュックの中身リスト!!本当に必要な中身を厳選

防災グッズの中でも、持ち出し品にあたるのが防災リュックの中身です。
災害時は、迅速な非難も必要なため防災リュックの中身を詰めすぎてしまうと、行動に支障が出ます。
本当に必要な物をまとめて持ちだせるように、防災リュックの中身は日ごろからリストを作り、チェックしておくのが重要です。

ここでは、防災リュックの中身のリストを項目別にご紹介します。日ごろの持ち出し品準備にぜひ役立ててください。

防災リュックの中身リストまとめ

貴重品現金
自宅や車の予備の鍵
銀行口座や生命保険の番号
身分証明書や健康保険証
印鑑
母子健康手帳
情報収集用品携帯電話(充電器と予備バッテリー含む)
携帯ラジオ(予備電池含む)
家族や知人と連絡が取れるもの(写真や連絡先)
広域避難地図(ハザードマップ)
筆記用具
食料飲料水(500mlペットボトル2~3本×人数分)
非常食(1日分×人数分)
便利品ヘルメットや防災頭巾
マスクや雨具
丈夫なアウトドア用手袋
居場所を知らせるもの
万能ナイフ
エマージェンシーブランケット
替えの下着
携帯トイレ
衛生用品救急セット
ウェットティッシュ
トイレットペーパー
ビニール袋
環境に合わせたもの家族や自分に必要な物

1:貴重品

自宅から非難する場合、貴重品を自宅にそのまま置いておくわけにもいきません。
防災リュックの中にあらかじめ入れておきたい貴重品に加えて、避難時防災リュックに入れておきたい貴重品のリストは以下の通りです。

  • 現金
  • 自宅や車の予備の鍵
  • 銀行口座や生命保険の番号
  • 身分証明書や健康保険証
  • 印鑑
  • 母子健康手帳

現金は公衆電話での連絡を踏まえて小銭を用意

速やかに非難する場合は、現金なども投げ出して命を優先した行動が必要です。
ところが、災害発生時は電話回線をはじめ通信回線が使えなくなる場合があります。
また、近年ではインターネット回線を使用してSNSや災害連絡用掲示板を利用することもできるようになりました。
ところが、災害時はアクセスが集中してつながりにくくなることもあるでしょう。
よって、公衆電話で連絡する機会を考えて、100円玉や10円玉の小銭を含めた現金を用意し、防災リュックに入れておきます。

自宅や車の予備の鍵を作っておく

避難する時には、当然自宅の鍵は防犯上かけておきます。
ところが、地震が発生していざ避難しようとした場合、自宅や車の鍵が見つからずにあわててしまうことも。
迅速に非難するには、あらかじめ自宅や車のスペアキーを作っておいて、防災リュックの中身に入れておきましょう。

銀行口座や生命保険は番号、身分証明書や保健所はコピーでOK

避難時、通帳や生命保険の保険証書がなくても番号さえ控えておけば問題ありません
銀行口座や生命保険証書の番号を控えたメモを入れておきましょう。

身分証明書である免許証や健康保険証も、速やかな非難をするときには防災リュックに詰めている時間はありません。
あらかじめ免許証や健康保険証のコピーを取っておき、中身として入れておきます。

シャチハタではない認印を1本入れる

印鑑があると、災害にともなう各種手続き時もスムーズです。
認印で問題ありませんので、一本防災リュックの中に入れておきましょう。

2:情報収集用品

災害時には、安全な場所や現在の状況を把握しながらの避難が必要になります。
情報収集のための防災グッズを用意しておきましょう。

  • 携帯電話(充電器と予備バッテリー含む)
  • 携帯ラジオ(予備電池含む)
  • 家族や知人と連絡が取れるもの(写真や連絡先)
  • 広域避難地図(ハザードマップ)
  • 筆記用具

携帯電話や携帯ラジオは予備電源も入れておく

災害時には、正しい情報を手に入れるのも重要です。
携帯電話のほか、防災リュックにはあらかじめ携帯ラジオを入れておきましょう。

ここで重要なのが、予備電源も一緒に入れておくこと。長い間使っていない携帯ラジオは電池が切れてしまっている場合もあります。
また、災害時は物流もストップするため、電池も手に入れづらくなります。
携帯電話は充電器と予備バッテリー、携帯ラジオは予備の電池や手回し式の充電器を入れておくと電源を確保できます。

はぐれたときのための家族の写真や連絡先のメモ

災害時、学校や会社など家族と離れている中で非難しなければいけないことも。
普段から災害時には集合場所を決めておくのも有効ですが、大津波や豪雨災害時は集合場所自体が危険になっている場合もあります。
家族とはぐれてしまったときでも、避難所などの大勢が集まる場所で情報収集するために写真があると便利です。

また、携帯電話に連絡先を入れている場合、万が一携帯電話を紛失したり、電源が落ちてしまったり、壊れてしまったりすると連絡先が分からなくなる場合も。
家族の携帯電話の番号や、知人の連絡先をメモしておいて防災リュックの中に入れておけば、公衆電話からも連絡できます。

紙の地図ならすぐに広げられる

防災リュックの中には、ポケット地図でも良いので避難所などをチェックした広域避難地図やハザードマップを用意しておきましょう。
紙媒体ならすぐに広げられますし、携帯のバッテリー消耗も抑えられます。

3:食料

防災リュックの中身の食料は、あくまで「避難の過程で必要な量」で十分です。
食料や水で防災リュックの中身を圧迫したり、重くなったりすると避難時に支障が出てしまいます。
目安となる量は以下の通りです。

  • 飲料水(500mlペットボトル2~3本×人数分)
  • 非常食(1日分×人数分)

飲料水は避難先までの量を考える

飲料水は、あくまで避難先までの量を用意しておきましょう。
自宅から避難先までの距離を考えて、飲料水を用意するのがおすすめです。
一日分の水分量を考え、最高でも500ml×2~3本をひとりあたり用意しておきましょう。

防災リュックの非常食はあくまで簡易的なもの

防災リュックの中身は、あくまで避難時に持ち出すものを入れます。
よって、自宅から避難所までの避難時の非常食は1日分、ひとりあたり2~3食分で大丈夫です。

また、避難時の非常食は火や水を使わなくても食べられるブロック型の携帯食や菓子パンのようなものを入れておきましょう。
その際、ローリングストックできるものを選べば賞味期限を気にせずに利用できます。
さらに、非常食の中にはお楽しみを考えて少しだけおやつを入れておくのもおすすめです。
栄養補給ができるようかんなど、栄養成分と携帯性を考えておやつを選びましょう。

4:便利品

主に災害時自分の身を守るための物です。また、避難先で簡易的な生活ができるためのものも入れておきましょう。

  • ヘルメットや防災頭巾
  • マスクや雨具
  • 丈夫なアウトドア用手袋
  • 居場所を知らせるもの
  • 万能ナイフ
  • エマージェンシーブランケット
  • 替えの下着
  • 携帯トイレ

避難場所へたどり着くまでの安全対策のものを入れる

避難の際には、着替えや毛布も防災リュックの中に入れている人がいるかもしれません。
けれども、避難先から状況が落ち着いたら一時帰宅も可能です。
避難が長期化する場合に必要な着替えや毛布などは、一時帰宅時でも十分に間に合います。
とりあえずで持ち出す防災リュックの中身には、自宅から避難先まで安全確保できるものを入れておきましょう。

例えば、替えの下着も1組で問題ありません。
これは、避難先にたどり着くまでに雨や雪、津波などで下着が濡れてしまった場合、体力を奪われ体調悪化の原因となるためです。
まずは避難先まで自分の身を守れるためのヘルメットまたは防災頭巾、マスクや雨具を入れておきましょう。
なお、素材がしっかりとしたアウトドア用手袋を用意しておけば、防寒目的と危険物を排除する上でも役立ちます。

エマージェンシーシートは保温だけでなく、避難先で目隠しなどのプライベートな空間を作る上でも便利。
かさばりませんので一枚入れておくと安心です。

インフラを考えて便利な物を入れておく

災害発生時は、電気やガス、上下水道といったインフラも使えなくなります。
インフラが回復するまでトイレが使えないと、自分の健康に悪影響が出てしまいます。
携帯トイレを防災リュックの中に入れておきましょう。

5:衛生用具

防災リュックの中に入れておくべき、衛生的な状態を保つためのリストは以下の通りです。

  • 救急セット
  • ウェットティッシュ
  • トイレットペーパー
  • ビニール袋

命に関わらない怪我は処置できる準備をしておく

災害発生時には、多くのけが人が発生します。
ただちに命に影響するようなけがではない場合は、自分で処置しなければいけません
擦り傷や切り傷といったけがなら処置できる応急処置セットはもちろん、骨折したときの三角巾や固定具も入れておくと安心です。

体を衛生的に保つための最低限の用具を入れておく

避難所では、当然入浴施設ができるまで入浴はできません。
最低限体を清潔にするにはウェットティッシュが便利です。
また、汚物を入れるためや防寒にも便利なビニール袋、トイレットペーパーもひとつ入れておくと色々な用途に活用できます。

6:環境にあわせたもの

最後に、自分自身や家族にとってなくてはならないものを入れておきましょう。

  • 杖やメガネ、コンタクトレンズ、生理用品など自分にとって必要なもの
  • 赤ちゃんならミルクや紙おむつ、母子手帳など家族にとって必要なもの

必要なものはスペアを作っておくのも有効

自分または家族にとって必要なものは、スペアを作って防災リュックの中に入れておくと迅速な避難ができます。
折り畳みの杖を入れておく、メガネや使い捨てコンタクトを入れておくと安心です。

子どもがいる人なら、赤ちゃんの液体ミルクや紙おむつをローリングストックしながら入れておくと便利です。
特に、近年そのまま開封してあげられる液体ミルクも解禁になりました。
液体ミルクは沸騰したお湯も必要なく、人肌に冷ます手間もありません。
上手に持ち出し品に活用しましょう。

防災リュック:持ち出し品とともに備蓄品もリストを作ってチェックしよう

防災リュックの中身をリストとして紹介しました。
なお、ここで紹介したのはあくまで自宅から避難先までの持ち出し用のものです。
合わせて災害時に必要になる備蓄品もリスト化して備えておくと、より防災面での備えができるでしょう。

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