最終更新日:2023/01/30 (公開日:2019/05/16)
2人用防災セットのおすすめ!親子&夫婦用を備えるポイントを紹介
災害時、避難する時に持ち出す防災グッズは避難する人数分だけ用意しておかなければいけません。
けれども、家族構成や年齢によって必要となる防災グッズの中身や選び方は異なってきます。
あらかじめ必要な防災グッズがセットになって発売されている製品を選べば気軽に備蓄が始められます。
しかし、実際に避難する人の人数や年齢によって、防災グッズの中身や防災リュックの性能を選ばなければいけません。
そこで今回は、2人用の防災グッズにしぼった上手な防災セットの選び方を解説。その選び方を踏まえたおすすめの2人用防災セットを、2人分まとめて買う場合と1人分ずつ買う場合で分けて紹介しますので、ぜひ2人分の防災セットをそろえたい人は参考にしてください。
2人用の防災セットを選ぶポイント5つ
2人用に防災セットを選ぶ上でふまえるポイントを紹介します。
- 実際に防災セットを使う人の年齢を考える
- 使う人の性別を考える
- いつ使う防災セットか
- 1つ買うか2つ買うか
- 最後に必要な物を必ず足すこと
①実際に防災セットを使う人の年齢を考える
2人用の防災セットでも、大人+大人か、大人+子供かと年齢が異なる2人分を用意したい場合もあります。
さらに大人+大人でも成人男性と高齢者では体力も異なります。
年齢に応じた防災リュックなどがセットになっている防災セットを選ぶようにしましょう。
大人+子供の場合も、子供の年齢によっては子供が防災セットをひとりで持ち運びできるようになるので、子供用の物を購入するのがおすすめです。
②使う人の性別を考える
女性の場合は、女性が持っておきたいものがそろっている女性向け防災セットを持つ方法もあります。
子供の場合でも、男児と女児で好みが異なるため、防災リュックのデザインが選べるものにするのも有効です。
女性用の防災グッズはこちらの記事をご覧ください。
③いつ使う防災セットか
防災セットと一言に言っても、セット内容は製品によって異なります。
一時避難時の持ち出し用か、車載用か、非常食などに特化したものかなど、いつ使うかによって必要なアイテムがそろった防災セットを選びましょう。
④1つ買うのか。2つ買うのか。
2人分の防災セットを用意する場合、2人用を1セット購入する方法と、1人用を2セット購入する方法があります。
防災セットを1つだけ購入して2人で分ける方場合、防災ラジオなどの1つあれば十分なものがだぶらずに済みます。
ただし防災リュックなど必要な物は買い足さなければいけないので、2人用セットになっているものを購入し、中身を確認するのがおすすめです。
また、避難時は2人同時に避難するのが前提になります。
2つ購入すると、1つでも足りるアイテムがだぶってしまいますが、「足りなくなる」ことはありません。
勤務先・自宅などで2人が避難をバラバラにする場合や、女性や子供など年齢や性別の違う組み合わせの場合はあえて1人1つずつ持つのも有効です。
⑤最後に必要な物を必ず足すこと
すべての防災セットに言えることですが、必ず購入したままにせず内容を確認し、必要な物を足すようにしましょう。
具体的には杖やメガネなど個人で必要な物や、通帳や保険証のコピーなどが該当します。
こちらの非常用持ち出し袋のリストも参考にしてみてください。
2人用防災セットおすすめ6商品
まずは2人分が1製品にまとまった2人用防災セットのおすすめ6製品を紹介します。
1.Relieved Life 防災グッズ2人用
iPhoneにも対応した電池式スマホ充電器、FMラジオも聞ける手回し式LEDライトなど、一工夫が光る防災グッズを厳選して2人分、計82アイテム集まったセットです。
30Lの防災リュックも2人分ついていて、撥水仕様。登山リュックにも使われている肩や背面のパッド入りで負担がかかりにくくなっています。
全アイテムが2つずつついているため、帰宅時間がバラバラの家族が持ち出すときや、ひとつは自宅、ひとつは離れている家族に贈る、といった使い方をしたい人にもおすすめです。
2.Defend Future 防災士監修 防災セット 2人用
実際の被災者から「欲しかったもの」を聞き、防災士が監修して厳選した防災グッズのセット。
手回しだけでなく、ソーラーやUSB発電にも対応可能なダイナモ式ラジオ、尾西食品のアルファ米、ハウス食品のレトルトカレーなど著名なメーカーのアイテムを厳選した82アイテムのセットになっています。
携帯洗濯パックなど、一時避難後にも欲しくなるアイテムも充実。
防災リュックも撥水加工済み30Lリュックで機能性も抜群。
一時避難用はもちろん、二次避難用の防災セットもまとめておいたい人の選択肢にも入ります。
3.防災専門店MT-NET 防災セット 2人用
実際に阪神大震災を経験した防災士が監修した2人分の防災グッズがセットになった製品。
コンパクトラジオライトやライトとしても使えるランタンは各1つずつ、防災リュックや食料、エアーベッドなどは2人分と、1つで足りるものは1つのみのセットです。
コスト面はおさえられるが、実際に避難する人が2人そろった状態であるのが前提となった防災グッズになっています。
自宅被災用の防災グッズセットを夫婦二人で使いたい人や、高齢者世帯のご両親へのプレゼントにもぴったりです。
4.アイリスオーヤマ 緊急避難セット オレンジ 2人用
2人分の36アイテムがそろった2人用防災セット。
特筆すべきなのがメインリュックの性能です。
メインリュックひとつで使っても、サブリュックに分離しても使える構造になっています。
さらに、リュックとしてだけでなくキャスターにもなるため、長期間の避難や子供を連れた女性、高齢者の人の防災リュックにも有効。
男性+女性の組み合わせから大人+中学生~高校生の子供の組み合わせの防災リュックにもおすすめです。
5.LA・PITAものすごい防災セットプレミアム2人用
内閣府・防災推進協議会推奨の防災セットの2人用。
大阪水上警察などの機関や大手企業にも導入実績があります。
リュックにもキャリーケースにもなる防災リュックに、独自の試験やテストをかさねた独自のアイテムがそろったセットになっています。
移動の負担をできるだけ軽くしたい、高齢者や子連れ避難時の2人用防災セットとしてもたのもしい製品です。
6.旬の食卓便 調理不要!美味しい防災食セット-18食入り
惣菜7種類と白粥、ラーメンが2食分ずつの計18食、約3日の2人分の防災食がセットになっている製品です。
ウルトラアンチエージング食品製法を採用し、食事のおいしさをそのままパウチしていますので、調理不要でおいしい食事が楽しめます。
5年間の長期保存も可能で、普段の食事にも使えるのでローリングストックもしやすいです。
自宅避難用や持ち出し用で非常食量のセットが2人分欲しい人に向いています。
7.MT-NET 自宅避難セット
自宅避難時の食料12個、簡易トイレ50個、ウェットティッシュがセットになった製品です。
「非常用保存食マジックライス」はアルファ米。2色ずつ×6種類。
2人分食料としても、ほかの食料の補助的なアイテムとしても使えます。
自宅避難用の防災セットを2人分そろえておきたい時の選択肢に入る製品です。
防災セットを1人1個ずつ備える時におすすめの3商品
2人用ではなく、一人ひとつずつ防災セットを購入して2人分そろえる場合は、実際に防災セットを使う人に合わせて選ぶのが有効です。
1人用防災セットを人数分購入する場合のおすすめ製品を紹介します。
1.waganse EX サバイバルローラーバッグ レディース
女性消防士が企画した、女性のための防災グッズセットです。
通常の防災グッズに、生理用品や使い捨ての下着など女性ならではのアイテムがセレクトされています。
かばんがリュックではなく、肩掛けや手持ちにもなるローラーバッグタイプ。
給水タンクが付属しているため、断水時には手早く運べる給水タンクとしても使える。
2人分の防災セットで、片方が女性の場合におすすめの製品です。
2.:防災防犯ダイレクト キッズ防災セット
2013年度キッズデザイン賞受賞の、デザイン性と機能性を兼ね備えた防災リュックに入った防災セットです。
適応身長は90~150cmで、未就学児~小学校高学年(3歳~12歳ごろまで)まで使えます。
リュックの重量はわずか2.4kgで子供も楽に背負え、肩に反射材もついているので、夜間や停電時の子供の避難にも安心。
親子で防災グッズを2人分そろえたい時、子供用としてぴったりの製品です。
3.万が一.com 防災グッズ 帰宅支援セット
災害時、勤務先~自宅への帰宅のための防災アイテムを重視した防災セットです。
2人分の防災セットを、ひとつは出先、ひとつは自宅用でそろえたい人に向いています。
例えば旦那さんは会社に、奥さんは自宅に置いておくときの防災セットにもおすすめです。
2人用防災セットは用途や目的に応じて選ぼう
2人用防災セットを用意する場合、1つの製品で2人分セットの物を購入するか、1人用を2人分用意するかは用途や目的によって異なります。
おすすめ製品も参考に、上手な選び方を踏まえて日ごろの備えにつなげましょう。
防災セットを揃えて満足するのではなく、ご家族同士で1度話し合ってみてはいかがでしょうか?
安否確認の方法や、避難場所・経路の確認など、もしものために備えあれば憂いなしです。
安否確認などに関して、首相官邸のサイトを一度ご覧になってみてください。
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html
そのほかの防災セットについてはこちらの記事をご覧ください。