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最終更新日:2022/09/03 (公開日:2020/02/01)

津波対策|もしも津波が来たらどうすればいい?

2016年11月22日 5時59分ごろ
福島沖を震源とする震度5弱の地震が発生し、福島県に津波警報が、また日本の広い地域に津波注意報が発令されました。


(引用:NHK 気象・災害情報)

東日本では久しぶりの大きな地震。しかもまだ朝方の地震と津波警報に不安を覚えた方も多いとおもいます。
いまここで、改めて津波がきたらどうすればいいかについて考え、そして知っておきましょう。

 

地震が発生したら……

揺れを感じたら「津波が発生する可能性がある」と覚えておきましょう。
津波が来てから逃げるのでは遅すぎます!津波のスピードはジェット機並み(陸にあがってからはマラソン選手並み)と言われ、揺れ始めからわずかな時間で到達することも。

強い長い揺れを感じたら津波のサインと考え、津波のおそれがある地域にいるときは、揺れを感じたらすぐに身の安全を守る行動を。

 

津波注意報、津波警報、大津波警報の違いって?

気象庁は、地震が発生した時に予想される津波の高さを求め、地震が発生してから約3分を目標に、大津波警報津波警報または津波注意報を発表します。
それぞれの違いや、想定される被害をまとめました!

津波注意報
予想される津波の高さが高いところで0.2m以上、1m以下の場合
海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し小型船舶が転覆します。

津波警報
予想される津波の高さが高いところで1mを超え、3m以下の場合
標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生します。人は津波による流れに巻き込まれます。

大津波警報
予想される津波の高さが高いところで3mを超える場合
木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。

 

 

避難するときに気をつけること

1)津波は繰り返しやってくる。第1波が最も大きいとは限らない!

東日本大震災のとき、大船渡の津波第1波は約20cmと報じられていました

しかし、既にみなさんがご存知のようにその後に大きな津波が発生しています。第1波で判断せず、注意報や警報が解除されるまで身を守る行動を続けましょう。

2)自己で津波の規模を想定せず、最悪の状況を考え行動しよう!

うちの家には津波は来ない、自分は大丈夫!と思っている人ほど被災する可能性が高くなってしまいます。
東日本大震災のときには、ハザードマップでは予期していなかった被害が発生し被災されたかたもいます。また、「30cm」程度の津波でも人間は流されるもの。高さで判断するのではなく、とにかく揺れを感じたら避難してください!

3)逃げるときは、遠くよりも高く。

高台が見つからない場合は、鉄筋ビルの3階以上へ避難しましょう。
自治体から指定された、津波避難ビル・津波避難タワーにはマークがついています。

自治体によっては、津波避難ビルにオレンジの旗が掲げられているので、それを目印に逃げてください。

 

4)車では逃げない!避難は原則徒歩で

自動車での避難は道路の渋滞に巻き込まれるおそれがあるため、可能な限り徒歩で避難しましょう。
自治体によっては、車でないと避難できないおじいちゃんおばあちゃんや要支援者には許可されている地域もあるので、自分の住んでいる地域の避難訓練に参加しましょう!

 

日ごろからできること

 

街にあるピクトグラムを探して効率よく逃げよう!

日頃より、街中でピクトグラムを気にして生活することも、いざというとき、あなたの命を守る大切な習慣。
大事な人とお休みの日の散歩がてら、探してみるのもいいですね。

海にいるときオレンジが見えたら、それは津波のサイン


(参照:PRTIMES)

海辺でオレンジフラッグをみつけたら、それは地震発生&津波がくるぞの合図。海に出ていると揺れも警報も聞こえないため、視覚情報の津波防災合図です。

 

東日本大震災の悲劇を二度と繰り返さないために。今こそ災害についての正しい知識を。

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