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最終更新日:2022/09/03 (公開日:2019/07/10)

防災バッグのおすすめ4選!用途やシーンごとで選ぶ方法も紹介

災害発生時、必要な防災グッズを入れて持ち運ぶために必要になるのが、防災バッグです。
とはいえ、防災バッグと一言に言っても形状や機能、サイズが異なる幅広い製品が発売されています。

防災バッグは、用途や災害のシーンに応じて適切な製品を選ぶと、より便利かつ効率よく必要な防災グッズを運べるようになります。

これを踏まえて、今回は防災バッグの種類別の選び方に加えて、異なる種類ごとの防災バッグのおすすめ製品4つを紹介します。

適切な防災バッグ選びを、迅速な避難や災害シーンに役立てましょう。

おすすめの防災リュック・非常持ち出し袋についてはこちらの記事をご覧ください。

【おすすめの防災リュック】男女、子供別で9つ厳選

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防災バッグの種類とおすすめの選び方について


防災バッグと呼ばれるものには、大きく分けて以下の4つのタイプがあります。

  • リュック型
  • キャリーケース型
  • トート型
  • 折りたたみ式

それぞれの防災バッグの特徴や、どんな災害シーンに適切か、さらに上手な選び方のポイントを順に解説していきます。

防災バッグおすすめタイプその1:リュック型

背中に背負うリュック型は、防災バッグの中でも幅広いシーンで活用できるタイプです。

移動時に両手が空く、背負って運ぶため荷物の運搬に関して、地形や道路の状態の影響を受けないのが特徴です。
体型に合っていれば、子どもでも背負えますので幅広い年齢層でも使用できます。

迅速な避難が必要な一時避難用非常持ち出し袋のほか、二次避難用の防災グッズ持ち出し、店舗での購入や支援物資の配給を受けたいさいの持ち運びにも使えます。

リュック型の防災バッグを選ぶうえで踏まえたいポイントは以下の通りです。

  • 自分または使う人の体型に合ったもの
  • 長時間背負っても疲れない機能が施されているもの
  • 雨天や台風などの避難時にも中身を守れるように、防水または撥水仕様は必須
  • 安全な避難ができる工夫や収納の充実度などもチェック

リュック型は背負って歩くために負担のかかりにくい製品を選ぶのが重要です。

リュックによってはチェストベルト付き、軽量仕様、体にフィットしやすいなど長時間疲れない工夫が施されている製品もありますが、体型や性別、年齢、背負う時間によっては一度に持ち運べる重量に限界があります。

また、一時避難に使用するものなら中身を雨や雪などの水から守るために、防水や撥水加工がほどこされているものを選ぶようにしましょう。

ほかにも収納の多さや反射テープなど、安全な避難につながる機能性も選ぶ上で重視したいポイントになります。

防災バッグおすすめタイプその2:キャリーケース型

キャリーケース型は、旅行や出張などで使用するキャリーケースと同じように、持ち手を伸ばして地面に転がして運搬できるタイプの防災バッグです。

体の負担なく運べるため、子ども連れや高齢者の方でも力を入れずに多くの物を運べます。

防災バッグとして発売されているキャリーケース型の製品には、撥水や防水加工、反射板付き、リュック型にもなるなど一般的なキャリーケースとは異なり災害対策に特化した機能がそろっているのが特徴です。

キャリーケース型防災バッグを選ぶ重要なポイントは以下の通りです。

  • 撥水や防水加工は施されているか
  • 必要に応じてキャリーケース以外の形状(リュックなど)でも使えるか
  • どのくらいの容量が入るかチェックしておく

キャリーケース型は自分で持つ必要がなく転がせるため、負担がかからず多くの荷物を運べるメリットがあります。

一方で、地面が陥没しているなど転がせる状態でなければ運搬はできません。
また、走って持ち運ぶのには適していないため、迅速な避難が必要な一時避難などには不向きです。

自宅が被災して避難所へ必要な荷物を運ぶときの二次避難や、給水所で生活用水を入れたウォーターサーバーを運ぶときなど、スピードよりも運ぶ荷物の量を重視したい災害シーンに向いています。

また、キャリーケースとしてだけでなくリュックとして背負える防災バッグも豊富にあるため、いろいろな用途で使える形状を選ぶとより便利に活用できます。

防災バッグおすすめタイプその3:トート型

トート型は肩にかけたり、手に持ったりして持ち運ぶ形状の防災バッグです。

トート型防災バッグを選ぶ重要なポイントは以下の通りです。

  • 撥水や防水加工は施されているか
  • 必要に応じてトート以外の形状(ショルダーやリュックなど)でも使えるか
  • どのくらいの容量が入るかチェックしておく

間口が広いため物の出し入れがしやすい反面、直接肩や手で持たなければいけないため長時間重い物を運ぶのには不向きです。

赤ちゃん用品のみ、着替えやタオルを入れるなど使う頻度の高いアイテムを入れたり、キャリーケース型の上につけて一緒に転がして運搬したり、といった工夫をするとより便利に使えます。

防災バッグおすすめタイプその4:折りたたみ式

折りたたみ式は、使わないときにはたたんで携帯可能な防災バッグです。
リュック型やトート型、きんちゃく型などいろいろな形状があります。

折りたたみ式防災バッグを選ぶポイントは以下の通りです。

  • 折りたたみでどのくらいの重量やサイズになるか
  • 広げたときの形状(リュック、トート、袋型など)を用途に応じて選ぶ
  • 広げるとどのくらいの容量が入るか

自宅からの持ち出し品が追加になったときや、救援物資や店舗での買い物などで荷物が増えたときなどに便利に使えます。

防災バッグのトート型と同じく補助的な位置にあり、必ずしも準備する必要があるものではありませんが、スペースに余裕があれば準備しておくと便利です。

防災バッグの種類別おすすめ4選を紹介

防災バッグにはリュック型、キャリーバッグ型、トート型、折りたたみ式があり、災害シーンや用途に合わせて上手に選ぶと、災害への備えにつながります。

次に、防災バッグを初めて購入する人にも参考になる防災バッグのおすすめ製品を、それぞれの種類ごとに選定、合計4製品紹介します。

リュック型防災バッグおすすめ:LAPITA(ラピタ) SHELTER


LAPITA(ラピタ) SHELTER

リュック自体の重さはわずか500gと軽量仕様ですが、たっぷり35L入る容量を持つリュック型の防災バッグです。

素材には水気を弾く撥水加工や継ぎ目から水が入るのを防ぐ止水ファスナーなど、雨に強い加工もほどこされています。

体にフィットするためのチェストベルトや、肩の幅広ベルト、厚みのあるクッション材を採用し、長時間背負っても疲れにくい、いろいろな体形の人にフィットしやすい形状になっています。

ほかにもリフレクターやチェストベルトはホイッスルつきなど、細かい防災のための工夫も豊富にそろっているのが特徴です。

カラーバリエーション4色と豊富なのと軽量仕様のため、使う人の性別や年齢も選びません
幅広い災害シーンで使えます。

キャリーケース型防災バッグおすすめ:アオヤギコーポレーション 3WAY 防災キャリーバッグ 水タンク付


アオヤギコーポレーション 3WAY 防災キャリーバッグ 水タンク付

取っ手を引き出して転がして運べるキャリーケースとしてだけでなく、リュックとして背負う、肩にかけると3通りの使い方ができる防災バッグです。

防災シーンに応じていろいろな使い方ができます。

素材は水を弾くポリエステルとPVCで、反射テープつきと防災バッグとしての機能も充実。

さらに、キャリーケースの中にそのまま入れられる、20L容量の水タンクも付属しています。
二次避難で多くの荷物を運び入れるときから、給水所から生活用水を補給して運ぶときまで活用できます。

メインのキャリーケースのほか、4つのポケットがついているので分けて収納したいときや、水タンクを中に入れつつも収納として使いたいときにも便利です。

トート型防災バッグおすすめ:LAPITA(ラピタ) トートバッグ


LAPITA(ラピタ) トートバッグ

LAPITAから発売されている、同メーカー名と同じ防災リュック「ラピタ」と同じ機能をそのままトートバッグ型にした製品です。

トートバッグとして使えるだけでなく、肩にかけてショルダー型、さらにリュック型としても使えます。

ショルダー型の肩紐ベルトはポケットへの収納式のため、持ち方をすぐに変えられるのもメリットです。

防災リュック「ラピタ」と同じテントにも使われているターポリンを素材に採用、さらに止水ファスナーつきで高い防水機能を誇ります。

雨天時はもちろん、台風や豪雨災害時にも安心して使える防災バッグです。

バッグ本体をぐるりと囲むようについているのと、肩部分に反射テープがついているため、上空からでも見やすいです。

コンパクトな形状なため、非常持ち出し袋は別に用意して補助的にトート型を求めている人や、一人暮らしで防災グッズが少ない人、デザイン性で選びたい人の選択肢にも入ります。

折りたたみ型防災バッグおすすめ:DankEase 折りたたみ リュック


DankEase 折りたたみ リュック

折りたたみ型で普段はコンパクトな形状にできる、リュック型の製品です。

折りたたみ型のリュックは、コンパクトさを重視するあまりどうしても耐久性が低い、生地も薄めにできているため長時間背負うのには向いていないといったイメージがあります。

こちらの製品は、折りたたみ式ながら防水仕様、かつ耐久性にもすぐれた素材を採用。
20kgの荷物を中に入れても快適に背負えます。

片手におさまるサイズに折りたため、リュック型にすると35Lまで入る大容量のリュックになります。

一時避難先から帰宅して自宅から何かを持ち出すさいや、救援物資を受け取って持ち運ぶさいなど、荷物が増えるシーンなどに活用できます。

防災バッグの使用シーンと選び方、おすすめ製品を防災に役立てよう

防災バッグは種類がたくさんあるため、まずはどの災害シーンや用途に必要な防災バッグを探しているかを踏まえて、適切な製品を選ぶのが重要です。

それぞれの防災バッグの選び方に加えておすすめ製品を参考にして、災害への備えに役立ててください。

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