最終更新日:2022/09/03 (公開日:2019/07/04)
非常食セットおすすめ6選!ローリングストックのしやすさや好みで選ぼう
防災グッズをそろえたり、家や家具の立て付けを確認したりと災害への備えとしてやるべきことはたくさんあります。
また、防災グッズの中で特に「備蓄しにくい」「賞味期限が心配」などの理由で選ぶのにまよってしまうのが、非常食です。
非常食は、水や火がなくても食べられるおなじみの缶詰や携帯食からレトルト、アルファ米までさまざまな種類があります。
そこで今回は防災セットの中でも非常食のおすすめセットを6つ厳選してご紹介します。
非常食を備蓄する上手なポイントも合わせて紹介していますので、特に非常食選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
非常食セット購入前に知ろう!おすすめの非常食の上手な選び方と保存方法
非常食を購入するうえで覚えておきたい上手な選び方と保存方法をご紹介します。
- 災害の時間経過によって選ぶ防災食が異なる
- 好みや食べる人に合わせた製品を選ぶのも重要
- 保管はローリングストックを活用しよう
- ロングライフのものを選んでも、必ず定期的にチェックしよう
- 実際に食べる人数分用意しておく
災害の時間経過によって選ぶ非常食が異なる
非常食は、非常持ち出し袋に入れるものと、自宅などに備蓄しておくものに分かれます。
非常持ち出し袋に入れるのは、無事に避難先までたどりつく1日分のみですので、水も火も使わずそのまま食べられる、かさばらない携帯食がおすすめ。
家に3日間(できれば1週間分)備蓄用は缶詰やそのまま食べられるレトルトに加えて、ガスコンロやお湯、水などがあれば食べられるアルファ米やよりおいしいレトルト、カップ麺なども選択肢に入ってきます。
好みや食べる人に合わせた製品を選ぶのも重要
非常食というと、味気ないものを想像する人が多いかもしれませんが今は幅広い製品が出ています。
気持ちが不安になりやすい非常時だからこそ普段と変わらないものを食べられる安心感を得たり、飽きたりするのを防ぐために、自分や家族の好みで選ぶのも良いでしょう。
赤ちゃんや高齢者のいる家庭なら、合わせて離乳食や介護食を非常食としてストックするなど、実際に食べる人に合わせた非常食選びも重要です。
保管はローリングストックを活用しよう
備蓄している非常食は、賞味期限が切れる前に普段の食事やおやつなどで活用しながら保管する「ローリングストック」が有効です。
賞味期限切れ防止だけでなく、限られたスペースでも上手な備蓄につながります。
ロングライフのものを選んでも、必ず定期的にチェックしよう
非常食の中には、長期保存が可能なロングライフの製品も多く出ています。
ロングライフのものを買うとついつい安心しがちですが、いざ災害時に賞味期限が切れていて役立たないと、備蓄の意味がありません。
必ず定期的にチェックしてローリングストックを活用し、賞味期限切れを防ぐようにしましょう。
実際に食べる人数分用意しておく
当たり前のことですが、非常食は実際に食事をする人の人数分の備蓄が必要です。
さらに、1日朝昼夜の3食でひとりあたり1日3食、3日なら9食、1週間分なら21食が必要になります。
非常食の防災セットは、ひとつ購入しただけでいろいろな種類が入っている魅力がありますが、必ず分量やセット内容を確認し、実際に食べる人数分用意しておくのが重要です。
あらかじめ「〇日分」「〇人分」と表記がある場合にも、必ず必要な分量はそろっているかをチェックしましょう。
また、一人暮らしや夫婦世帯などで1~2人分だけ用意すればいい場合は、〇人分セットを購入して、長く食べるという方法もあります。
おすすめ非常食セット6つを厳選しました
非常食のセットを6製品厳選して紹介します。
どの災害シーンや人に適切か、調理方法や利便性、ポイントなども合わせて解説していますので、ぜひ非常食の備えに役立ててください。
非常食セットおすすめその1:Amazingセレクション お菓子 詰め合わせ 5点Bセット
Amazingセレクション お菓子 詰め合わせ 5点Bセット
最長で3~5年の保存が可能な携帯食やお菓子の詰め合わせセットです。
井村屋 チョコえいようかん 5本、江崎グリコ ビスコ 保存缶 30枚、東ハト ハーベスト保存缶 8包(100g)、非常・携帯用サクマ式ドロップス、カロリーメイトロングライフの5点セットになっています。
いずれも小分けになっているため、分配したり少しずつ食べたりするときにも便利です。
空けてそのまま食べられる携帯食としても活用できるため、非常用持ち出し袋の中に入れるのもおすすめ。
また、栄養が不足しがちな災害時に手軽にカロリーを補給する用途や、子どもに安心感を与えるおやつとしても利用できます。
非常食の防災セットおすすめその2:尾西食品 アルファ米12種類全部セット
アルファ米とは、炊き立てのご飯をそのまま急速冷凍し、水やお湯を加えると元に戻るお米のでんぷんの作用を利用した保存食です。
以前までは非常食のお米といえば真空パックが主流だったため、食べるには電子レンジや湯せんが必要でしたが、アルファ米の誕生によってより手間なく炊きたてのご飯を保存、災害時に食べられるようになりました。
水を入れて約60分、お湯なら約15分でふんわりとしたご飯やおかゆができあがります。
白米や梅がゆだけでなく、五目御飯や赤飯、松茸ご飯などの和のもの、チキンライスやドライカレー、えびピラフと洋のものまでバラエティ豊かにそろっています。
メニューが幅広くそろっているため、1週間ほどライフラインや物流が止まっても飽きずに食事ができます。
かさばらないため、非常持ち出し袋に1日分の食料として入れても、自宅の備蓄として置いておいても問題ありません。
非常食セットおすすめその3:ボローニャ 缶deボローニャ 6缶セット
近年保存食や非常食の概念を変えたもののひとつに、「パンの缶詰」があります。
パンを保存する場合どうしても冷凍、または缶詰のカンパンなど形を変えるしか方法がないため、非常食としてパンを選ぶ、という選択肢はありませんでした。
けれども、近年パンの缶詰が誕生したことで、災害時の非常食のバリエーションがさらに広がりました。
この製品は、京都祇園にあるデニッシュパンで有名な「ボローニャ」が発売しているパンの缶詰です。
ボローニャで発売しているデニッシュパンをそのまま缶詰にすることで、長期保存できる非常食として活用できます。
プレーン、チョコ、メープルと3種類の味のバリエーションがあるのも魅力です。
パンが好きな子供やおいしさで保存食を選びたい女性にも、満足の非常食といえます。
また、中身がパンのため朝食やおやつなど、普段の食事として取り入れやすくローリングストックがしやすい製品でもあります。
非常食セットおすすめその4:アルファフーズ株式会社 おいしい防災食
災害時には、普段食卓で食べているものが恋しくなることもあります。
そのため、自宅に置いておく備蓄用の防災食には、おかずやお惣菜関係のレトルトや缶詰を用意しておくのがおすすめです。
こちらの製品は、最長5年のロングライフのレトルト非常食のセットです。
さばの味噌煮やいわしの煮つけなどの和食、ハンバーグ煮込みや肉じゃがなどのお肉を使ったメニュー、ポークカレーや牛丼のもとなどご飯とよく合うメニューなど、計12種類がセットになっています。
おかずやお惣菜だけでなく、ラーメンとうどんの麺類も1種類ずつ入っているため、非常食にバラエティを持たせたいときにもおすすめです。
また、こちらの製品もおかずが中心のため、普段の食卓に出しやすくローリングストックも問題なく行えるでしょう。
非常食セットおすすめその5:日清 カップヌードル保存缶
常温保存が可能、お湯を注いで3分で食べられる、カップもそのまま器として使えるため洗い物も出ないカップラーメンは、非常食や保存食の中でも以前から代表的なポジションにある製品です。
こちらの製品は、おなじみ日清のカップヌードルを非常食や保存食としての用途として開発されたものです。
3年間と通常のカップヌードルよりも長期保存を可能にしただけでなく、紙カップやフォークのカップヌードルを食べるための食器も付属しています。
おなじみのカップヌードルの味ですので、災害時でもいつもと変わらないものを食べられる安心感が欲しいときにも活用できるでしょう。
また、カップヌードルだけでなく同じく日清から、長期保存可能なチキンラーメンバージョンも発売されています。
非常食セットおすすめその6:カゴメ 野菜の保存食セット YH-30
災害時はどうしても栄養バランスがかたよりがちです。
災害時の野菜不足を補う目的で開発された、カゴメの非常食セットがこちら。
常温でも食べられる、温めたらさらにおいしい3種類の野菜のスープセットに、5.5年間の長期保存が可能になった野菜ジュース、野菜一日これ一本がセットになっています。
日ごろの野菜不足が気になる人のローリングストックとしてもぴったりです。
また、野菜一日これ一本は、そのまま野菜ジュースとして飲むだけでなく、アルファ米を戻すために入れると、野菜風リゾットとして食べることもできます。
非常食セットは備蓄のしやすいものもたくさんある
非常食も種類が増えて、今では味や形状なども幅広くあります。
味のバリエーションが増えたことで普段の食卓に出せるものもたくさんあり、ローリングストックや備蓄もしやすくなりました。
非常食を上手に選んで、日ごろの備えに活用しましょう。