公開日:2023/11/30
【2023年】災害時なくて困ったもの 女性/冬の困ったも紹介!!
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そんな方は、防災ベンチャー企業KOKUAが提供している災害リスク診断サービス「#pasobo」をご使用ください。
目次
災害時に困ったことランキング
災害時に困った防災グッズをご紹介する前に、実際に被災された際に困ったことのアンケートをご覧ください。
1位 インフラが使えない
災害の規模や種類によって変わりますが、発災後は水道・電気・ガスなどのインフラが使えないこともあります。
そのため、インフラが断絶されても対応できるように備えておきましょう。
2位 情報が届かない
電気が断絶されたり、インターネットが使用不可になったりすると、通信が行えません。
その場合、スマートフォンを使って被災情報や支援情報を入手することができません。
そのため、ラジオやお住まいの自治体の緊急時の際の連絡方法を事前に把握しておきましょう。
3位 食料・飲料品が足りない
昨今、レトルト食品や缶詰などの非常食を備えている方が増えていますよね。
そんな方も盲点なので、いざ被災時に食べると「美味しくなかった」「カセットコンロ、ポッドなど温める器具が欲しかった」といったお声をよく聞きます。
日常の食事に取り入れたり、5年保存水などを備蓄しておく方が望ましいでしょう。
【基本】災害時になくて困ったもの
この章では、性別や年齢に関係なく、大多数の方が災害時になくて困った防災グッズをまとめています。
在宅避難でなくて困ったもの?
食料・飲料品
単に備蓄食を備えるだけでは、美味しくなくて食べられないこともあります。
そのため、おいしい備蓄食を備えておいたり、日頃から食事に取り入れたりして、食べ慣れておくこともおすすめです。
また、支援物資の飲み水を取りに行って家に持って帰ってくることもできますが、かなりの労力を必要とします。
できるだけ飲料水を自宅に備えていたり、好きなジュースを備えておきましょう。
現金
今年に1回も現金払いをした事がないという方が増えてくているそうです。
しかし、発災時に電気が使えなくなるとキャッシュレス決済も使えません。
そのため、手元に現金を置いておいた方がよいでしょう。
また、両替も厳しくなる可能性が高いため、できるだけ小銭として保管しておく方が望ましいです。
光源
ポータブル電源という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
モバイルバッテリーの上位互換とイメージしていただくといいかもしれません。
モバイルバッテリーは、スマホやパソコンの充電はできますが、家電は使えないですよね?
ポータブル充電の中には、数十万円する製品もあり、冷蔵庫や炊飯器といった家電を動かす事もできます。
乾電池
防災対策としてラジオを備えている方が多いのではないでしょうか?
盲点なところが、ラジオ自体は備えていたけど、電源となる乾電池を準備していなかったために、被災された際に使えなかったという事もあります。
ラジオ以外にもライトや調理器具など電化製品本体だけでなく、乾電池など周辺備品も備えておきましょう。
避難生活でなくて困ったもの?
こちらの画像は、被災された500人の方々が避難所生活で困ったことのアンケート結果です。
トイレの数が足りなかったり、避難者同士のプライベートな空間がなかったりすることで困ったことが多いようです。
簡易トイレ
避難所にトイレがあるといっても、上記のアンケートのように家のトイレのように使えない場合が多いことが現状の日本の避難所です。
災害の規模によっては、トイレ自体が使えなくなることもあります。
飲料水・食料品
発災後に、支援物資が届くから何とかなると考える方もいらっしゃるでしょう。
基本的には、期間の差はあれど、各避難所に支援物資が届くはずです。
しかし、避難されている方全員分の物資が届かなかったり、毎回同じ物資しか届かなかったりすることもありえます。
そのため、自分の好きなインスタント食品や缶詰、飲料品などを備蓄しておくほうがいいでしょう。
また、ストレスフルな被災生活の中でも数少ない楽しみとなる食事をより、楽しみにできるはずです。
寝具
避難所は、学校の体育館や地元の交流センターのような場所となることが多いです。
ホテルや旅館のようにベットや布団があることの方が稀でしょう。
そのため、エアマットや寝袋など持ち運びやすい寝具類を1点セット持っておくといざという時に少しでも快眠できる可能性が高くなります。
モバイルバッテリー
持っていない方の方が少数派かもしれませんね。
しかし、常に充電をしっかりしているでしょうか。
使った後ついつい使いっぱなしにして、すぐ充電していない方はいませんか。
1日の終わりにモバイルバッテリーを充電して寝るなど習慣にしてもしもに備えましょう。
【必見】あなただけに必要な防災グッズを簡単に知るには?
防災グッズを備えるとき、
「結局わたしにあった防災対策って何?」
と思い、調べることが億劫になる方へ朗報です。
この章で紹介している方法を活用してください。
内閣府の防災サイトが提供しているリストを活用する
こちらは、内閣府が提供している非常用持ち出し袋リストです。
市販の防災セットを買うのは抵抗があるけど、防災セットは備えておきたいといった方はリスト通りに作ってみてはどうでしょうか。
その後に、自分ごとにカスタマイズしていくとよりあなただけにあった防災対策ができるでしょう。
無料のパーソナル防災診断を活用する
「1から自分で作るのもめんどうくさいけど、市販の防災セットには不満がある」
そんな方のためにあるといっても過言ではない、pasoboという無料の防災診断サービスがあります。
pasoboのサイトで、無料の診断を5分ほど行うと、あなたが抱えている災害リスクがわかりやすくまとめてくれるだけでなく、必要な防災グッズのリストも抽出してくれます。
さらに、気に入った防災グッズはpasobo内で購入することもできます。
防災対策の相談サービスを活用する
自治体が行っている防災対策の相談窓口を活用することもいいでしょう。
こちらは、上記2つのように細かい防災セット内容までは厳しいでしょう。
しかし、お住まいや働いている自治体の防災対策について知るきっかけになるかもしれません。
【女性】災害時になくて困ったもの
ここからは、女性ならではの災害時になくて困ったものをご紹介します。
生理用品
ナプキン、おりものシートといった普段使われている生理用品を備えている方もいるでしょう。
しかし、被災時にはいつも通りゴミを捨てられるとは限りません。
そのため、忘れがちな、使いずみの生理用品を捨てる際の中身が見えないポリ袋なども必須です。
防犯グッズ
津波や地震の被害と違い、あまりメディアに取り上げられていないため知らない方もいるかもしれません。
避難所や被災地で、性犯罪が行われる事もあります。
そのため、防犯ブザーといった一般的な防犯グッズを防災セットの中に入れるなど、防災対策の中に防犯も含めて備えてください。
化粧品
被災地では、非常にストレスがかかります。
被災によるストレスで肌が荒れ、またストレスになる。
そんな悪循環に陥る方もいらっしゃるようです。
非常食やヘルメットなどの防災グッズを備えるだけでなく、口紅や化粧水といった化粧品も防災セットに入れておいてください。
【冬】災害時になくて困ったもの
防寒具
東北地方など寒い地域の方は、自然と防災セットに入れている方が多いかもしれません。
特に、九州や四国など比較的暖かい地域に住んでいる方は注意です。
ご自分が避難されるかもしれない避難所は、夏でももしかすると夜や朝方は冷え込む可能性があります。
暖房器具
カイロだけでなく、電気式の充電可能なカイロも最近はあります。
衣服だけでなく、最近の新しい防寒グッズやアウトドア用品を備えておくこともいいかもしれません。
調理器具
カセットコンロ・ガス、IHの卓上料理器、湯沸かしポットなどの調理器具を備えて置くだけでは、不十分かもしれません。
電気、ガスが止まっても使えるように、ガスボンベはいつもより少し多めに買っておいたり、ポータブル電源を買っておいたりすると、より快適な生活を送れる可能性が高くなります。
【子供】災害時になくて困ったもの
おもちゃ
防災セットや非常食を備えています。
そのような方の中におもちゃやゲームを備えている方はどれだけいるでしょうか。
被災し、学校に行く、仕事に行く、といった当たり前の日常がなくなり、お家の片付けや手続きなど避難所や自宅を往復する毎日かもしれません。
そんな避難生活の際に、特に子どもは手持ち無沙汰になりストレスが溜まる一方です。
トランプや絵本など電気が不必要なアナログなおもちゃを備えてみてはいかがでしょうか。
備蓄食
特に子供の場合、単に備蓄食を備えるだけでは、美味しくなくて食べられないこともあります。
そのため、おいしい備蓄食を備えておいたり、日頃から食事に取り入れたりして、食べ慣れておくこともおすすめです。
【赤ちゃん】災害時になくて困ったもの
子供用おむつ・おしりふきなどの衛生用品
消耗品である、おむつやおしりふきは支援物資として届く可能性もあります。
しかし、必要なモノが必要な量が常に届くとは限りません。
そのため、いつもの買い物の際に一袋多めに買っておくなどご自分でも備えて置く方がいいでしょう。
また、使用済みのおむつを入れておく、防臭袋も忘れずにセットで入れましょう。
離乳食
離乳食を備える際は、離乳食そのものだけでなくその他必要なモノを忘れずに入れてください。
例えば、食べる際の器やスプーン、食べ終えたモノを入れて置く袋など。
また、断水している場合は洗うことが困難なため使い切りできる商品を備えて置く方が望ましいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は、「災害時になくて困ったこと」についてご紹介しました。
実際に、被災し、生活を送っていることなど具体的なシーンを想起するとあなただけに必要な防災グッズがイメージしやすいでしょう。
大学時代に災害救援系NPOに在籍し、多数の災害救援活動を経験。卒業後は防災のベンチャー企業でECサイト/オウンドメディアの運用を請け負う。被災地での災害救援活動を行なったり、居住地の防災対策コミュニティに参加し、日々防災と向き合っている。