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最終更新日:2022/09/03 (公開日:2019/07/03)

避難グッズをリストで紹介!災害時の迅速な行動につなげよう

災害発生時、場合によっては自宅から離れて安全な場所に避難する必要があります。

とはいえ、「すぐに避難をしなければいけない」というときに準備をするのは遅いです。
日ごろから、迅速な避難に備えた防災グッズを準備しておきましょう

今回は、防災グッズの中でも避難のために必要な「避難グッズ」をリストにしてご紹介します。

備蓄はできているけれども、避難グッズはまだそろえていない人や、これから避難グッズを見直しておきたい人はぜひ参考にしてください。

避難グッズのリストを紹介

避難グッズとは、防災グッズの中でも避難時に持ち出すものを指します。

さらに、安全な避難のためには持ち出し品以外にも服装に気を付けなければいけません。
避難グッズを持ち出し品と、適切な服装とともにリストにまとめました。

避難グッズで用意しておくべきリスト

非常持ち出し袋の中身 避難時の服装
1日分の水と食料
スマートフォンの充電器と予備バッテリー
防災ラジオ
懐中電灯
1日分の簡易トイレ
身分証明書のコピー
小銭
その他72時間必要なもの
非常持ち出し袋はリュック型
ヘルメットまたは防災頭巾
長ズボンや長袖
軍手
履きなれた靴
雨天時はレインコート

 

避難グッズリストその1:非常持ち出し袋の中身

避難グッズのリストの中で、非常持ち出し袋の中に入れるべきものを順に紹介していきます。

参考はこちら
【完全版】手作り防災リュックの中身

非常持ち出し袋の中身

  • 1日分の水と食料
  • スマートフォンの充電器と予備バッテリー
  • 防災ラジオ
  • 懐中電灯
  • 1日分の簡易トイレ
  • 身分証明書や預金通帳のコピーと印鑑
  • 小銭
  • その他72時間必要なもの

1日分の水と食料

非常持ち出し袋とは、災害時に自宅や職場などが危険になった場合、持ち出して避難先まで無事にたどりつけるまでの避難グッズを入れます。

非常持ち出し袋の中には、災害時の食事や水を入れておく必要がありますが、あくまで避難先まで無事にたどりつくまでの分、つまり1日分の水と食料のみで問題ありません。

逆に、何日分もの食料や水を非常持ち出し袋に入れてしまうと、重くなって避難の妨げになってしまいます。

1日分の水は成人ひとりあたり2~2.5L必要です。
小分けにできる500mlペットボトルで入れておきましょう。


霧島化商 志布志の自然水 非常災害備蓄用5年保存水

食料は1日3食分、出してすぐに食べられる携帯食がおすすめです。


大塚製薬 カロリーメイト ロングライフ3年

なお、災害時ライフラインや物流が止まった場合の食料や飲料水は、最低3日分、できれば1週間分自宅に備蓄しておきましょう。

スマートフォンの充電器と予備バッテリー

周囲の人との連絡を取ったり、正しい情報を得たり、SNSや地図アプリなどを活用したりと、災害時にもいろいろな用途で使う上でスマートフォンは必須になります。

とはいえ、スマートフォンも充電が切れてしまうと使えません
充電器と予備バッテリーを非常持ち出し袋の中に入れておきましょう。


soluser モバイルバッテリー

防災ラジオと電池

災害時は、うその情報も広まりやすい状況になります。
自分や家族の命を守るためには、正しい情報を手に入れることも大切です。

災害時の情報収集ツールとして有効な、防災ラジオを入れておきましょう。
防災ラジオにライトや充電ケーブルがついているもの、手回しができるものを選ぶとより便利です。


Aokeou 防災ラジオ

さらに、電池式の防災ラジオの場合電池切れを防ぐために予備の電池も一緒に入れておきましょう。

懐中電灯

夜間や災害発生とともに停電になった場合は、暗闇の中を歩かなければいけません。

災害発生後は、散乱したガラスやがれきなどの危険もありますので、足元を照らして歩くための懐中電灯を用意しておきましょう。

電池がどれでも使えるなど、互換性の高いものを選ぶのも有効です。


パナソニック LED懐中電灯 電池がどれでもライト

また、暗闇でも自分の存在を周りにアピールできるため、救助を待つさいや道路を歩いて避難するときにも有効です。
懐中電灯は、一緒に避難する家族や人がいる場合は人数分を用意しておきます。

1日分の簡易トイレ

避難所まで着くまでのトイレとして1日分の簡易トイレを入れておきましょう。
ひとりあたり1日7回分が目安です。


トイレマン 非常用 簡易トイレ

簡易トイレも同じく、一緒に避難する人がいれば人数分用意しておきます。

身分証明書や預金通帳のコピーと印鑑

災害発生時、自分の身元を証明するものを用意しておくと、家族との安否確認や役所での手続きがスムーズになります。

災害時はコピーでも問題なく使えますので、免許証や保険証などの身分証明書をあらかじめコピーを取っておきましょう。
子供がいる人は母子手帳のページをコピーしておくのも忘れずに。

さらに、災害発生後預金を引き出すさいに通帳を紛失していても、本人確認ができるものと口座番号が分かれば対応できることが多いです。

預金通帳そのものではなく、コピーして同じく非常持ち出し袋の中に入れておきましょう。

印鑑も認印で構いませんので、ひとつ非常持ち出し袋に入れておきましょう。
なお、シャチハタタイプは手続きのさいに不可となってしまいますので、避けます。

小銭

災害発生後、物流が復帰したあと必要なものを購入するために、少々の現金を用意して非常持ち出し袋の中に入れておきましょう。

スマートフォンなどが使えなくなった場合に家族などと連絡を取るために、公衆電話用に小銭を用意しておくのも忘れずに。

その他72時間必要なもの

災害発生時から約3日、72時間後には徐々にライフラインや物流も復旧していきます。

また、支援物資が届き始めるのもこのころからです。
よって、非常持ち出し袋の中には72時間生き残るために必要なものを入れておきましょう。

ほとんどのものは支援物資や店舗で手に入りますが、「災害発生後手に入りにくいもの、かつ自分が生きていく上で必要なもの」はあらかじめ用意しておかなければいけません。

例えば、普段メガネをかけている人ならメガネ、杖をついている人なら杖、持病がある人なら常備薬というようにです。

避難グッズのリストとともに、自分や家族にとって必要不可欠なものも書き出し、スペアなどを用意して非常持ち出し袋の中に入れておきましょう。

避難グッズリストその2:避難時の服装


避難グッズをそろえるのと同時に、避難に適切な服装を覚えておくのも重要です。

避難時の服装

  • 非常持ち出し袋はリュック型
  • ヘルメットまたは防災頭巾
  • 長ズボンや長袖
  • 軍手
  • 履きなれた靴
  • 雨天時はレインコート

非常持ち出し袋はリュック型

避難グッズを入れた非常持ち出し袋は、両手が空くようにリュック型を選びましょう。

また、自分や使う人の体型にフィットしたもの、中身を詰めすぎず重量は体重の20~30%以内におさえることが、迅速な避難につながります。

ヘルメットまたは防災頭巾

災害時、頭上からの危険から頭を守るために、ヘルメットまたは防災頭巾を着用します。

非常持ち出し袋の近くなど、すぐにわかる場所に用意しておきましょう。
また、自分の分だけでなく家族の分も忘れずに。

子どもや赤ちゃん用のヘルメットや防災頭巾も多く発売されています。

長ズボンや長袖

避難時は動きやすい恰好が前提ですが、できれば長ズボンや長袖で、肌の露出が少ない服装を選びましょう。

災害時は、思わぬ怪我をすることがありますが、災害発生直後は特に負傷者が多く出ている時期のため、命に直接かかわらない怪我の場合自分で処置をしなければいけません。

避難時はあらかじめ外傷を防ぐために、長袖や長ズボンを着用しましょう。

軍手

軍手も怪我を防止するためにはめて避難します。
また、避難経路が何かでふさがれている場合、場合によっては自分で何とかして避難経路を確保しなければいけないこともあるでしょう。

例えば街路樹や看板などが倒れていて、自分ひとりならまたいで通行できる場合でも、小さい子どもや高齢者が一緒に避難している場合、どかさないと避難できないことがあります。

ちょっとしたものを自力でどかすうえでも、軍手は必需品です。

履きなれた靴

避難時、かかとの高い靴や硬い素材の靴だと、歩いているうちにどんどん足に負担がかかってしまい、避難のさまたげになります。

避難時は、必ず履きなれた靴を選びましょう。

また、怪我を防ぐためにかかとの出ているミュールやサンダルなども厳禁です。
長靴は、水が中に入ると重くなって動きづらくなってしまいます。
できればスニーカーなどの動きやすい靴が適切といえます。

さらに、小さい子どもと一緒に避難する場合、とっさに子どもを抱きかかえてそのまま避難してしまうことがあります。
災害発生後、子どもの靴は手に入りにくいため、靴を必ず履かせて避難するようにしましょう。

雨天時はレインコート

雨天時の避難は傘をさすと前が見えません。
さらに両手がふさがってしまうためレインコートを着用するようにしましょう。

避難グッズのリスト確認とともに避難準備も必ず確認しよう

避難グッズはリストを作ってひとつずつそろえておくと入れ忘れを防げます。
非常持ち出し袋の中にまとめた避難グッズは、すぐに持ち出せる場所に置いておくようにしましょう。

また、避難をするタイミングも災害の種類や実際の状況によって異なります
津波や火災などその場からすぐに逃げなければいけない場合は、とっさの避難が命を守る行動になりますが、地震の場合は在宅避難になることもあります。

台風や豪雨などに対しては、実際に災害が発生する前にすでに避難勧告が出ている場合もあるでしょう。

避難のタイミングによって、避難グッズや適切な服装を準備できるかできないかは異なります。
常日頃の備えをしておくのはもちろん、適切なタイミングでの避難が命を守ることにつながります。

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