最終更新日:2022/09/03 (公開日:2019/05/24)
【徹底解説】おすすめ防災グッズ22選
地震、津波、台風、あらゆる災害に備えてみなさんはどのくらいの対策ができていますか?
各災害についての知識を深めたり、避難場所を調べたり、家の家具を固定したり、と様々な方向から災害への備えは必要です。
今回は災害が起こってしまった後、生き延びるための防災グッズについてお話します。
目次
防災グッズはどのくらい必要?
大地震が起こった時のことを想像してください。
ガス・水道・電気の供給がストップし、食べ物も手に入りにくくなります。
このような場合に備えて、各家庭で防災グッズや食糧、衛生用品を用意しておく必要があるのです。
ではどのくらいの量を用意しておけば良いのでしょうか。
1週間を乗り切ることを想定しよう
家庭に用意しておく備蓄・災害グッズの量は1週間分を推奨されています。
大きな災害が起こった際、すぐにライフラインが復活することは考えにくく、政府から食糧が提供されるのにも時間がかかります。
以前までは3日分の備蓄を推奨されていました。
しかし、南海トラフ地震や首都直下型地震などの大災害を想定した際、7日分の備蓄が必要だと発表されました。
家族構成に合わせて防災グッズを選ぼう
当然ですが、家族形態によって必要な防災グッズが変わってきます。
例えば食糧に関しては、家族に高齢者のいる家庭は噛みやすく少量で栄養価の高いものが必要です。
小さなお子さんがいる家庭は身を守る防災グッズだけではなく、遊び道具等もあった方が過ごしやすいです。
家族のことを思い浮かべ、何が必要・不必要かを考えながらこの記事の続きをどうぞ。
防災グッズの中身については以下の記事をご覧ください。
防災グッズは100均でそろえられるか?買い足し必須の物まで紹介
おすすめの防災グッズ:食料編
おすすめの防災グッズ食料編①:飲料水
絶対に欠かせないのが飲料水です。
水道が止まってしまった場合、飲料水と生活水どちらも自分たちで確保しなければなりません。
生活水の場合は溜めていた水を使ったり節水したりと方法はありますが、水を飲むことを我慢することはおすすめできません。
大人が1日に必要な水の量は3ℓと言われているので、各家庭で3ℓ×人数分のお水を用意しましょう。
災害に備えた保存水も売られていますが、通常の飲料水よりかなり高価です。
普段から通常の飲料水をストックしておき、減ってきたら買い足すというローリングストック方式の備蓄方法をおすすめします。
おすすめの防災グッズ食料編②:主食(レトルト食品、乾パン、即席めん)
エネルギーを取りやすく、お腹も満腹になりやすいのがお米やパンなどの主食です。
長期保存ができて、尚且つ美味しいと評判のご飯やパンがたくさん出ています。
たくさんの種類がセットになっているアルファ米は、高齢者の方にはおかゆ、お子さんにはピラフ、などそれぞれの好みに合わせて選べるのでおすすめです。
おすすめの防災グッズ食料編③:主菜(缶詰、レトルト食品、乾物)
エネルギーだけでなく、栄養価を補うためには主菜も用意しておきたいですよね。
すぐ食べれる状態のものをストックしておきたいのならレトルト食品が一番手軽に手に入ります。
野菜ジュース、野菜スープ、青汁等があれば災害時でも気軽に野菜を摂取できます。
災害時の食事方法、料理、栄養価についてさらに知りたい方は下の記事をどうぞ↓
おすすめの防災グッズ:生活用品編
おすすめの防災グッズ生活用品①:貴重品
意外と忘れがちなのが貴重品です。
身分証、通帳、印鑑、赤ちゃんのいる家庭は母子手帳、加えて現金です。
キャッシュレス化が進んでいますが、停電が起こった際、クレジットカード、電子決済は使用できません。
また、公衆電話や自動販売機を使用することも考え、硬貨も入れておきましょう。
おすすめの防災グッズ生活用品②:衛生用防災グッズ
・トイレセット
断水時に最も困るのがトイレです。
トイレセットを選ぶ際は手軽さと消臭機能の有無を確認してから購入しましょう。
・ティッシュペーパー、トイレットペーパー
ペーパー類は普段からよく使うという人が多いのではないでしょうか。
災害時も何かしらと役に立ちます。
特に断水時は水が貴重なので、ペーパー類で汚れを拭き取る場面も多いです。
普段から多目にストックしておきましょう。
・救急セット
避難している時や災害後の片づけをしている時に軽い怪我をしてしまうこともあります。
救急セットがないとしても、よく使うアイテムとして最低限入れておきたいのは絆創膏、ガーゼ、テープ、消毒液です。
避難する際、掃除や片づけをする際、避難所での共同生活を行う際、などマスクが活躍する場は多いです。
特に冬場はウイルス対策にも、防寒対策にもなるので欠かせません。
・使い捨てのコンタクトレンズ、眼鏡
普段コンタクトを使用している人はワンデーの使い捨てコンタクトレンズを用意しておきましょう。
・常備薬
普段から薬を飲んでいる人は余分に1か月分用意しておきましょう。
・生理用品
女性が持っていないと特に困るのが生理用品です。
余分に1周期分用意しておきましょう。
災害のストレスでホルモンバランスも崩れやすく生理周期も乱れやすいです。
また、止血に使うこともできますし、下着が洗いずらい状況の時は生理用品を交換していたという体験談もありました。
安全確保のためにおすすめの防災グッズ
・懐中電灯
暗闇だと危ないのはもちろん、精神的にも不安になりますよね。
必ず1家に1つは用意したいアイテムです。
普段から頻繁に使うというアイテムではないため、使おうとしたとき電池がなかった、なんて事もよく起こります。
どの種類の電池でも使える懐中電灯、自家発電が可能な懐中電灯など、便利なアイテムが発売されているので探してみてください。
・携帯の予備バッテリー
今や生活に欠かせない携帯電話・スマートフォンは災害時にも情報取集・連絡ツールとして役立ちます。
ただ停電時、バッテリーがなくて使えなければ意味がありません。
できれば1家の台数分の予備バッテリーを用意しておきたいですね。
・軍手
災害後の掃除・片づけの際必要になります。
・保温シート
軽いのに暖かい保温シートは持ち運びにも便利で、避難所で生活しなければなくなった時にも便利です。
体を温めてくれるという機能はもちろん、被ることもできるのでプライバシーを保つ役割も果たしてくれます。
・カセットコンロ
ガス、電気が止まってしまったら料理をするために欠かせないのがカセットコンロです。
火を使わずに作れる料理もありますが、暖かい食事をとることで精神的に休まります。
乳幼児におすすめの防災グッズ
・おしりふき
なかなかお風呂に入るのが難しい災害時は、おしりふきで赤ちゃんの体を清潔に保つことが重要です。
もちろん赤ちゃんだけでなく、大人も体を拭くために使ったり、ウェットティッシュ代わりに使ったりと使い勝手が良いです。
赤ちゃんのいない家庭は、おしりふきでなくても、ウエットティッシュや体拭きタオルなど、お風呂に入れないときの対策グッズもあると便利ですよ。
・粉ミルク、離乳食
火や電気が使えない中で離乳食を作るのは大変難しいです。
普段は手作りにこだわっている、という家庭でも保存のきく離乳食を用意しておくことをおすすめします。
また、普段母乳で育てているというお母さんも、災害のストレスで母乳が出にくくなるケースもあるので、粉ミルクがあれば安心です。
特にアレルギー持ちのお子さんの家庭ではアレルギー対応の粉ミルク・離乳食を用意しましょう。
・おむつ
東日本大震災の時には、お母さん達がおむつを求めて何件もお店をまわったそうです。
おむつも普段から多目に買っておきローリングストック方式で使うことをおすすめします。
あったら便利!おすすめ防災グッズ
・水の要らないシャンプー
断水でお風呂に入れないときに活躍するアイテムが水の要らないシャンプーです。
災害時だけでなく、病気や怪我でお風呂に入れないとき、介護の際などで役立ちます。
・歯磨きシート、マウスウォッシュ
口内環境を保つことがどれほど大切か知っていますか?
実は口内環境の悪化が肺炎などの病気に繋がることもあるのです。
歯を磨けないと気持ちが悪いですし、歯磨きシートやマウスウォッシュなど、どこでも口内を綺麗に保てるアイテムを入れておくことをおすすめします。
まとめ:おすすめ防災グッズは日頃から用意しておこう
この記事を読んでくださった方は恐らくまだ防災グッズを用意していない方だと思います。
確かに災害は当分起こらないかもしれません。
でも明日起こる可能性もあります。
この記事を参考防災グッズを用意して、いつ災害が起きても家族を守る準備をしましょう。
防災グッズの中身に関しては以下の記事もあわせてご覧ください。
防災グッズで本当に必要なものは?優先順位の高い2シーンで厳選
防災グッズセットの上手な選び方をおすすめ製品10選とともに解説