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最終更新日:2022/11/25 (公開日:2018/10/09)

台風への備えで大切なこととは?事前準備から台風接近時の対処法もご紹介

台風への備えで大切なこととは

 

日本人にとって身近な台風

毎年7月から10月にかけて年20~30件ほど発生している台風。
そのうちの約半分が日本に接近しており、最も身近な災害の一つです。

2018年に関西を中心に大きな被害をもたらした台風21号も
記憶に新しいのではないでしょうか。

強風の影響で関空連絡橋に衝突したタンカー
出典:日本経済新聞

大雨・暴風を伴う台風は日常生活に支障をきたすこともありますが、
台風は事前に 備えができる災害です。

普段から気象情報をチェックし、危険から身を守りましょう。

 

そもそも台風ってなに?

台風とは、北西太平洋または南シナ海で発生した熱帯低気圧で、なおかつ低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものが台風です。

日本より南の海上で発生した台風は、風や地球の自転の影響で北へ流されます。
日本を通る台風が7月から10月に多いのも風の影響です。

 

台風の大きさと強さについて

気象予報士の方がよく「強い台風」「大型の台風」「非常に強い台風」と台風を表現するのを聞きますが、どのように使いわけられているのかご存じですか?

それは風速を元に大きさと強さが区分されています。

強さの階級

階級 最大風速
強い 33m/s~44m/s
非常に強い 44m/s~54m/s
猛烈な 54m/s~

大きさの階級

階級 風速15m/s以上の半径
大型(大きい) 500km~800km
超大型(非常に大きい) 800km~

出典:気象庁

 

台風への備えで大切なこと

事前準備編

窓ガラスの補強

暴風の影響で窓ガラスが割れるのを防ぐため、また割れてもガラスが飛び散るのを防ぐため窓ガラスを補強しましょう。

専用の飛散防止フィルムも売っていますが、コストをかけずに家にあるもので対策したい方にはガムテープ、または段ボールをおすすめします。

ガムテープの場合は米印型にガムテープを貼り、段ボールの場合は、窓ガラスのサイズに合わせてカットした段ボールを貼ります。

窓用飛散防止フィルム

 

・ベランダ、外に出ているものの片付け

台風によってベランダのスリッパも凶器になるほど暴風の威力は凄まじいです。
ご近所さんに迷惑をかけたり、誰かに怪我をさせてしまわないよう家の外にあるものは全てしまいましょう

 

懐中電灯の準備

台風が接近すると電線の切断等により停電してしまうこともしばしば。
最近は電池のタイプからソーラー発電、手回し発電など様々な種類の懐中電灯が出ていますのでご家庭に合った懐中電灯を最低一つは用意しておきましょう。

 

・飲み物、食べ物の準備

電気止まってしまうと、水を供給するポンプが電気で動いているため
停電と同時に断水してしまいます。
もしも水道管が破損してしまっていると復旧までかなりの時間を要します。
大人一人が一日に必要な水は3ℓと言われているので、一人3ℓ×3日分用意しておきましょう。

食べ物についても同様で、電気・ガスを使わずに食べられる非常食・缶詰等を準備しましょう。

キリンアルカリイオンの水 PET(2L×9本)

 

・避難所の確認

台風が近くに接近してから慌てて避難所を調べるのではなく、
前もって避難所を確認
しておきましょう。
普段から子供にも避難所を教えておくことが必要です。

 

台風接近時編

・外に出ない

面白半分で外に出たり、川の様子を見に外に出るのは絶対にやめましょう。

台風の目に入った際、台風が過ぎ去ったと勘違いし外に出ると、急に雨風に襲われることがあるので、むやみな外出は禁物です。

 

・こまめに情報収集

台風が日本付近に接近すると、台風の実況、および一時間後推定時が毎時更新されます。
こまめに情報をチェックし、暴風域に入る前に屋内に避難してください。

 

・避難勧告が出たら避難

行政から避難勧告が出たら速やかに避難しましょう。
この際絶対一人では避難せず、複数人で避難所に向かうようにしてください。

避難する際、長靴だと靴の中に水が入ってくる恐れがあるので、
運動靴で非難するようにしましょう。

【実体験】自宅避難&家の外への避難

・【在宅】垂直避難

私は特別養護老人ホームで、いわゆる垂直避難の指揮をとっていました。見たことのない警報が出たので、1階の利用者さんをまず2階に避難させました。その後停電が起き、いよいよ施設に水が入ってきたので、90名の利用者さんを2階から3階へ「行くよ!せーのっ」と声をかけ合って運びました。自力で歩ける方はほとんどいません。寝たきりの方も多く、そういった方はおんぶができないので、車いすごと運びました。

ベッド自体を運ぶことはできなかったので、はずしたマットレスを硬い床の上に敷き詰め、ざこねをしていただきました。本来は男性と女性を分けるのですが、仕切りすらなくて、利用者の方には申し訳なかったです。

引用:内閣府 >垂直避難で苦労

・【在宅】

避難所には行きませんでした。避難を考えたときには避難所はもういっぱいと聞きましたし、長男は人工呼吸器をつけていて、下の子2人は自閉症なので、人が大勢いる場所に行くのはちょっと。それに、主人は仕事に行っており、手分けして避難することはできませんでした。(中略)

朝、水がザーッと水路から上がってくるのを見て、慌てて子どもたちを起こして、おにぎりを握ったり、テレビを二階に上げたりしているうちに停電になって、長男の人工呼吸器の動力がバッテリー頼りになってしまいました。

その後、家族会議を普段からするようになりました。何を持って逃げる、家族みんなが家にいなかった時どうするとか。避難先については、地域の方も交えつつこれから考えたいと思っています。

引用:内閣府 >避難できずパニックに 家族会議で今後の避難を考える

・【避難】

うちの周りは全部山です。あの日、川の水位からみてまだ大丈夫だと思っていたのに、突如私の家の両側の斜面が崩れ、車が土砂で流されそうになりました。山の斜面が崩れてきたっていうのは全くの予想外でした。

ここの山はほとんど傾斜角30度以上の急傾斜地で、『こんな山の横へりによう住んでるな』とよく言われていましたが、今回、危険なところなんだということを改めて感じました。(中略)

今回の土砂崩れでは、地域が上と下とに寸断されるような形になりましたが、避難場所は下の小学校になっているんです。本当に小さな集落なのですが、避難場所をきめ細かく考えておくことも必要だったと思います。水害後の航空写真で、小さな谷筋で崩れているところが多いのが分かりました。60年前の災害と今回を合わせていくと、危険なところがどこかも認識できるのではないかなと思っています。

引用:内閣府 >家の両側がまさかの土砂崩れ~逃げられる場所をきめ細かく考えておくべき

・【避難】

その交差点はすごく排水能力が低いところなんですよ。マンションの窓から見ていると、雨がどんどん降るにつれ、いろいろなところから流れ込んできた水がたまって、まるでプールのようになっていました。

(中略)

途中で引き返してきて歩道を走って避難する車もかなりいましたね。水っていうのは、ほんとうにあっという間に増えてくるので、「道路がちょっとでも冠水してきたら、車は運転しない」ということを水害対策の1つに入れてほしいなと思います。

引用:内閣府 >交差点で車が水泳

・【避難】

地獄の使者のテーマソングのような、地面からゴーっとわき上がってくるような音がしました。その音が上の方からだんだんこちらに近づいてくるような感じがして、両ひざ立ちで窓の外を見ると、30メートルぐらい先に土石流が迫っていました。横倒しになった木と無数の岩、それに大量の砂がどんどん押し寄せてきたのです。

「うわ、家を直撃だ!」と、思わず後ずさりしたとたん、何かがドーンと家に当たり、バリバリッという音がして、すぐに腰まで水に浸かってしまいました。割れた窓ガラスが勢いよく水と一緒に僕の体のほうへ攻めてきたので、足が切れて、水が血で真っ赤に染まりました。

逃げるためにはどうしたらいいかなと考え、「あっ、そうか、靴を履けばいいんだ」ということでね。裏返しになってスーっと流れてきた片方の靴をはき、倒れたソファーやイスなんかの上を歩いて行くと、もう片方の靴が浮いていました。水をかいてたぐり寄せ、それを履いて、一番近い出口から逃げようと思ったけど、サッシが曲がって開かないんです。

で、土石が入ってきた玄関のほうから脱出したのですが、玄関の前は4、5メートル掘られて川のようになり、ゴーゴーと水が音をたてて流れていました。結局、建てて間もない我が家に、再び帰ることはできなくなったのです。

[su_label]引用[/su_label]:内閣府 >まるで地獄の使者のよう

まとめ

台風は事前に対策の取れる災害です。

被害を最小限に抑えるため、家の外にあるものは片付け、
飲料水・食べ物を用意しておきましょう。

台風接近時にはこまめに情報収集を行い、
避難勧告がでていたらすぐに避難してください。

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