倉敷市真備町 災害ボランティア体験記【ボランティアに行く方は必見!】

最後の集合写真

今回は、テレビなどで特に報道が多かった倉敷市の真備町の災害ボランティアに参加いたしました。

実際にボランティアに参加した経験から、ボランテイアに参加するには何が必要なのか・どんな手続きをすればいいのか・一体何をするのか・被災地の現状はどうなっているのかなどについてお伝えできればいいなと思います。

西日本豪雨による倉敷市真備町の被害

2018年7月6日より西日本を襲った豪雨により、死者200名以上・行方不明者10名以上という平成最大の豪雨被害となりました。

特に被害が大きかったのが、倉敷市の真備町で小田川が決壊し町が完全に浸水してしまいました。

テレビやネットで連日報道され多くの方が町が浸水している様子や、助けを求めている映像に多くの方がたくさんの支援を行いました。

災害から4ヶ月たった真備町を訪れ、災害復興の今をお伝え出来ればと思います。

ボランティア参加の方法

まずはボランティアを行なっている団体や、被災地のボランティアセンターに問い合わせて見ましょう。

ボランティアを行なっている団体とは、NPO・NGO・一般社団法人など様々な形態があります。これらの団体がボランティア情報を掲載しているサイトとして

Yahoo!ボランティア

activo

などがありますので、ぜひ参考にしてください。

被災地のボランティアセンターなのですが、『地域名+ボランティアセンター』などで検索しボランティアセンターのホームページを検索してください。

倉敷市ですと、下記のページがボランティアを受け入れるための特設ページとなっています。

倉敷市ボランティアセンター

WEBでのボランティア受付なども行っていますので、ぜひ参加して見てください!

今回私は、Activoと呼ばれるボランティアを募集しているサイトに掲載されている災害ボランティアからTSUNAGARIと呼ばれる一般社団法人のボランティアへ応募し参加しました。

なんとTSUNAGARIでは、拠点を設けているためボランティアに参加してる方全員が無料で寝泊まりすることができます。

2日間の参加を考えていたのでこちらの団体さんにお世話になることにいたしました。

TSUNAGARIについて

当団体は東日本大震災から発足し、全国各地の被災地復興に貢献する事を目的とし設立された団体です。
宮城県を中心に支援活動を行い、平成25年度社会貢献者表彰を受賞。
被災地からの恩返し(恩送り)として全国大規模災害地での初動緊急災害支援活動として現地にボランティア拠点を設置し、避難所運営サポート、物資の受け入れ仕分け搬送、炊き出し、ガレキ撤去などを行なっております。

TSUNAGARIプロジェクト公式ホームページより引用

東日本大震災より、発足し全国各地の被災地復興に貢献することを目的として設立された団体です。

現在では複数の支部を設立し災害時の初動緊急支援活動などを行っていたり、ネパール大地震の際には学校を現地に作るなど様々な活動を行われています。

参加を決めた後の行動

ボランティアに参加を決めた後には、様々な用意が必要です。

現地で必要なものは何か、交通手段は何か、ボランティア保険への加入など多岐にわかります。一つずつみていきましょう!

保険への加入

ボランティアに参加する方の多くは保険に加入することが求められます。

特に災害ボランティアでは、加入していないと活動に参加できないというケースが多いです。

加入手続きはお近くの社会福祉協議会で行っていますので、出来るだけ加入してボランティアに行きましょう!

超簡単!ボランティア活動保険の入り方

2018.11.14

高速料金が無料になる方法

意外と知られていないのですが、被災地にボランティアに行く際は高速料金が無料になることがあります(期間限定です)

こちらの地域に車で行く場合は高速料金が無料になりますのでご確認ください。

岐阜県:平成30年7月豪雨災害に伴い被災者支援に使用する車両の有料道路無料措置について 

京都府:平成30年7月豪雨に伴う災害救助のために使用する車両の取扱い/京都府ホームページ 

大阪府:災害派遣等従事車両証明書の交付について【大阪府】

兵庫県:梅雨前線の影響に伴う大雨による被害等について 

岡山県:平成30年7月豪雨に伴う災害ボランティア活動に使用する車両の取扱いについて – 岡山県ホームページ(県民生活交通課) 

広島県:平成30年7月大雨による災害救助のために使用する車両の取扱いについて – 広島県ホームページ 

愛媛県:平成30年7月豪雨による災害救助のために使用する車両の取扱いについて 

高知県:平成30年7月豪雨に伴う災害ボランティア活動に使用する車両の取扱いについて | 高知県庁ホームページ 

福岡県:平成30年7月豪雨に伴う災害救助のために使用する車両の取扱いについて – 福岡県庁ホームページ 

それぞれのページへいくと『災害派遣等従事車両証明の申請書』と呼ばれる申請書をダウンロードすることが出来ます。

またそれらをダウンロードし申請する前に、その地域の社会福祉協議会に対してFAXでボランティアの『活動証明書』を貰う必要があります。

詳しく説明して行きます。

申請方法

STEP.1 ボランティアの活動証明書をもらう。

こちらは倉敷市へのボランティア活動の証明書です。自分が行く地域の活動証明書を上のリンクからダウンロードしましょう。

 

倉敷市災害ボランティア申請

こちらに必要事項を記入の上、行く予定の地域の社会福祉協議会もしくはボランティアセンターへFAXを送りましょう。

しばらくするとFAXなどを通じて証明書が交付されますので、お待ちください。

また、FAXを持っていない方でも各社会福祉協議会によって違いますが、Emailで対応しているところやFAXを持っていなくてもFAXを受信することができるサービス『クロネコFAX』などがありますのでそちらをご利用ください。

 

STEP.2 災害派遣等従事車両証明の申請

先ほど交付されたボランティア活動の証明書と使用する車の車検証の写し、災害派遣等従事車両証明の申請書を記入して近くの市町村窓口へお尋ねください。

災害派遣等従事車両証明

記入方法ですが、被災地までの道のりを先に決める必要があります。途中で降りたり、ルートを変更することは出来ませんので注意してください。

わからなければ、お近くの市町村に相談すればルートを一緒になって決めてくれるはずです。*大阪市の危機管理室の人は一緒にルートを決めてくれました。

また車検証の写しが必要ですので、それもお忘れないようにお願いします。

先ほど用意した資料を持って申請すれば、高速料金が無料になる証明書を交付してもらえます。

交付には数時間程度かかりましたが、気になるほど遅くはありませんでした。

ボランティアに行く際はぜひこの制度を利用し、被災地に行きましょう!

被災地で必要だったもの

ボランティアの内容によると思いますが、TSUNAGARIさんの活動では何も必要なかったというのが事実でした。

災害発生から4ヶ月経っていることもあり、必要な物資はそこにありまた活動する為の長靴から手袋、マスク、ヘルメットなどすべてありました。

ボランティアセンターを通して参加する際は、そのボランティアセンターに直接聞くのが一番いいかと思います。

ただ、季節が冬ですので暖かい服装で被災地に向かうようにしてください。

もし基本の装備を知りたい方がいたらコチラ

災害ボランティアに参加するときの基本の持ち物と服装。必須持ち物からあってよかったまで【初心者向け】

2018.11.16

ボランティア参加1日目

ここからは実際に参加して活動した内容について紹介したいと思います。

11月19日の朝の5時に大阪を出発し、まだまだ暗い高速道路を交付して頂いた災害派遣等従事車両証明証を持ち運転していきました。

つながり岡山拠点

『つながり岡山拠点』7月30日撮影岡山県のつながりさんの拠点に着くとすぐに荷物を置き、受付表に自分の名前と住所・連絡先などを記入して朝礼が始まりました。

朝礼では、大阪・群馬・広島・神奈川・兵庫・熊本など様々な地域からボランティアの方がやってきていました。

今日行う作業の説明や、つながりの団体の説明、ボランティアをする上で心がけること、注意点などについて確認して行きました。

つながり朝礼の風景

朝礼の風景

つながりでは朝礼後に集合写真を撮るのが恒例らしく、みんなで集合写真を撮りました。手をパーにするのはつながりのマークである向日葵を意識されているようです。

つながり集合写真

『朝礼後の集合写真』11月19日撮影

今日は被災された方のお宅へ行き、リフォームに向けて家の洗浄作業を行うということで、車に乗り移動しました。

移動中、倉敷市真備町の辺りになると景色が一変します。窓は割れたまま、扉も外れたままの家ばかりです。

ほとんど人の気配はなく、あるのはコンビニエンスストアと建設作業員の方の車などだけでした。

窓が割れたままで人の気配がない

倉敷市真備町街の様子

家の扉や窓がない様子

そんな街の様子を横目に今日ボランティア活動を行う被災者の方のご自宅に着きました。

ボランティア活動を行った家

ボランティア活動を行ったお宅

被災者である家主さんは、70代の男性で夫婦で被災されたそうです。

豪雨当時のお話や、その時どこにいてどう感じたのかなどを詳しく教えて頂きました。現在は市が用意した仮設住宅に住んでいるらしく、普通の県営住宅だそうです。

また、どうしても住み慣れた家に戻りたいとのことで県営住宅への引っ越しはせずに、元の家に帰って来れればと話してくれました。

ただ、リフォーム業者や大工さんの数が全く足りていないらしく工事を本格的に行えるのは数ヶ月後になる予定だそうです。

建設業界の人手不足は改めて深刻だと感じました。

作業内容

朝礼でいっていた家の洗浄作業が始まりました。

木や柱について泥を落としていく作業です。

真備町では、二階の窓あたりまで浸水している家が多く多くの場所に泥がついてしまっていました。それをブラシや雑巾を使いきれいにしていき作業です。

ボランティア風景 倉敷市真備町ボランティア風景 倉敷市真備町ボランティア風景2

正直とても地道な作業でした。この作業の後に家全体を消毒し、リフォーム作業にかかるということでプロの方が入る前の若干のお手伝いとなりました。

お昼ご飯は、支援物資として頂いているカップラーメンを頂きました。お昼休憩の際、家主さんが気を遣ってお茶などの差し入れをしてくださいました。

午後からも同じ作業が続きました。泥を落として落として落としていきました。

作業後の写真がこちらです。

ボランティア終了後

大きな変化は無いかもしれませんが、綺麗に出来たのでは無いかと思います。明日もこのお宅の作業を手伝わして頂くということで今日は終了となりました。

時刻は夕方でしたので、倉敷市のボランティアセンターだけみて拠点に戻ることになりました。

倉敷市ボランティアセンター

倉敷市のボランティアセンターへ着くと、ボランティアセンターに特設会場が用意されていました。

複数のプレハブとテントなどが張ってあり、多くの人がいました。

ボランティアセンターの様子

ボランティアセンターに掲げられた横断幕

ボランティア 参加人数

ボランティアの参加人数

被災から4ヶ月たったいまでも多くの方が支援されていました。

また、ボランティア後の楽しみというわけでもありませんが仮設テントでは長靴の消毒やうがい・手洗い・いちご・お菓子など頂きました。

ボランティアセンターテント風景 長靴の洗浄風景

仮設テントでは、ボランティアに参加した人に長靴の洗浄・消毒を行っていました。

長靴の消毒風景 手を洗う

手も綺麗に洗いました。

ボランティアセンターでの手の消毒 ボランティアセンターでのうがい

うがいまでします。

暖かいタオルをもらっている様子 とても甘いいちごを頂いている様子

手を洗いうがいが終わった後は、暖かいタオルで一息。美味しいイチゴももらいました。

お菓子をもらう様子 お菓子

イチゴを食べた後は、なんとポテトチップス。美味しく頂いました。

暖かい飲み物を頂きました

そして最後に暖かいポカリスエットを頂いて、フルコースの終了です。

とても暖かく迎えてくれ、とても温かい気持ちになりました。倉敷の皆さんありがとうございました。

岡山拠点に戻り終礼

ボランティアセンターの後はつながりの拠点に戻り、終礼です。

備品などを片付けた後、輪になって今日1日の感想を一人づつ話しました。

皆それぞれに想うことがあり、とてもいい終礼になりました。

終礼後は隣の人と手を繋ぎ写真を撮ります。さりげないこういう行為で連帯感が生まれるのかなと感じました。

つながり終礼風景

終礼後のつながりポーズ

朝早くから運転していたこともあり、初日の夜はとてもよく眠れました。

ボランティア参加2日目

朝7時に起床し、朝ご飯を食べボランティアへの参加準備を行います。

備品の用意や、数の確認を済ませ朝礼が始まりました。

運が良かったのか、つながりの代表である勝又さんが現地入りしており色々とお話を伺うことができました。

朝礼後のいつもの集合写真を撮り今日も車で被災地に向かいました。

朝礼後の集合写真

つながり朝礼後の集合写真

作業内容

2日目の作業内容は二日目と違いかなりハードな内容でした。

2階部分の階段について細い柱を撤去したり、天井部分の使えなくなった木をとったりするなどかなりハードな内容になりました。

素人ではどう作業していいのかわからないので、大工さんにアドバイスをもらいながら作業することになりました。

大工さんの指示を聞いている

大工さんと協力しながら作業を進めています

柱の取り外し作業や、天井を剥がす作業などで多くの木材が出たため軽トラ荷台で木材を廃棄場まで運びました。

まだまだ建物の取り壊しなどが多いせいか多くの瓦礫が積まれていました。

瓦礫の山

瓦礫の山

最後に被災者の方と一緒に写真を撮り今日は作業を終えました。

ほぼ作業も全て完了し、後はプロの方を待つだけとなりました。やはり人が多いと捗りますね。

最後の集合写真

被災者の家主さんとの集合写真

写真撮影の後、拠点に戻り終礼を行い大阪へ帰りました。

まとめ

ざっとボランティアに参加した流れなどをまとめました。

本当はもっと多くのお話をさせてもらい、貴重な経験をさせて貰えたのですが、実際に現地に行ってボランティアに参加して欲しいのでそこについてはあまり多く触れませんでした。

人それぞれ色々な事を感じることとは思いますが、人のために何かをするということはとても気持ちがいいことだと思います。

人と人との助け合いがもっと生まれる世界になるように、これからも災害情報.COMで情報を発信していきます。

参加にあたって、もし初めて準備をされる方はコチラの記事を参考にしてください。

災害ボランティア参加までの流れ。初めての人必見!

2018.11.14

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