2020.10.11

ペットの防災対策は日ごろからの準備が必要

written by Kanna Ishimaru

災害が発生した時、ペットと一緒に避難をすることは飼い主の義務です。

しかし、過去に起こった災害でペットと同伴避難をしたことが原因でトラブルが発生した件は多数ありました。

それはペットの防災対策や日頃からのトレーニングが足りていなかったことが原因のひとつです。

例えば、

用意した備蓄の中にペットのものはある?
地域の避難所はペットを受け入れてくれる?
ペットとはぐれた時はどうする?

などなど、災害が起こった時のために考えておく必要のあることはたくさんあります。

今回はペットのためにおこなってほしい防災対策をご紹介します。

ペットの防災① 防災グッズの準備

人間と同様にペット用の食料や飲料水などを用意しておく必要があります。

環境省からは災害時におけるペットの救護対象ガイドラインが公開されており、飼い主が備えておくべきことが記載されています。

確認しておくと避難した時のトラブル回避にもつながります。

常備品とペットの情報

常備品は5日間分は用意しておきましょう。
また、ペットの情報は避難所に受け入れてもらうために必要なものになります。

  • フード(5~7日分)
  • 予備の首輪
  • リード
  • 食器(ごはんをあげるもの)
  • 飼い主の連絡先
  • 飼い主以外の緊急連絡先
  • ペットの写真
  • ワクチン接種状況がわかるもの
  • かかりつけの動物病院の情報
  • ペットを運べるキャリーケース
  • トイレグッズ
  • ペット用救急セット

飼い主の連絡先はもし飼い主とペットがはぐれてしまった時に必要になります。
ペットの首輪など分かりやすいところに記載しておきましょう。
首輪は外れてしまうかもしれないのでマイクロチップを検討するのもおすすめです。

ワクチンの接種状況や動物病院の情報がないと避難所に受け入れてもらえないことがあります。
キャリーケースに日ごろから入れておくと忘れませんね。

また、ペット用に食料品の支給が始まるのは避難してから人間より時間がかかると考えておきましょう。
特に処方食など特別な食事しか食べられない場合は多めに用意しておくと安心です。

まずこれだけのものは確実に用意しておきましょう!

できたら用意しておきたい防災グッズ

確実に用意しておく必要はありませんが、あったら便利なアイテムを紹介します。

避難する際に持っていけるものには限度があるので用意する物を厳選しておきましょう。

  • 簡易ケージ
  • 簡易トイレ
  • ウンチ袋
  • 洗濯ネット(猫用)
  • 防寒グッズ
  • 防暑グッズ
  • 水のいらないシャンプー
  • 虫よけスプレー
  • 犬・猫用の靴
  • ライフジャケット
  • おもちゃ

避難所などにペットと同行する際、ペットをリードでつないだままにしておくと周りの方に迷惑になることがあります。
簡易ケージでペットの空間を作ってあげるとペットも安心します。

狭すぎるとストレスになってしまうので、ペットより広めのサイズがおすすめです。

猫は簡易トイレがないと用を足せません。
小さなもので良いので簡易トイレを用意してあげましょう。

トイレ用の猫砂もできるだけ用意しておいてあげたいですね。

また、中型犬以上の場合は飼い主が運ぶことはできないのでがれきなどの上を歩かなければならないこともあります。
そういった時のために靴を用意しておいてあげるとケガの防止になります。

避難所の生活はストレスのたまるものになるので、いつも使っているおもちゃや布団などがあれば用意しておいてあげると安心できます。

ペットの防災② トレーニング

災害が起こった時にはペットはパニックになってしまい言う事を聞かなくなってしまうこともあります。
スムーズに避難するためには、日頃からのコミュニケーションが重要になってきます。

また、避難時や避難所での共同生活でもトレーニングが出来ていないことが原因でトラブルになってしまうこともあります。

ペットも飼い主も安心できるように日ごろからトレーニングを積んでおきましょう!

基本的なトレーニング

避難所などで周囲の人に迷惑をかけないために、基本的なトレーニングはマスターさせておきましょう。

  • おすわり
  • まて
  • ふせ
  • 人に慣れさせる
  • おいで

おすわりやまてといった最低限のトレーニングは完了させておきましょう。
パニックにならないためにも必要ですが、共同生活を送るうえでは欠かせません。

人に慣れさせることはペットが刺激になれていないと避難所生活で感じるストレスが多くなってしまうために必要になります。

多くの人がいる中で飼い主以外の人と関わることも多くなります。
しっかり社会に慣れさせて環境がかわっても適応できるようにトレーニングしておきましょう。

「おいで」といって飼い主のところに来てくれるようにトレーニングしておくことも大切です。
日頃からコミュニケーションをたくさんとっておきましょう。

ハウストレーニング

避難所での生活ではどうしてもハウスの中で過ごしてもらうことが多くなります。

また、避難をするときにもハウスにいれて運ぶことが出来たらはぐれてしまったしりペットのケガの防止にもなります。

ハウスのなかでも安心できるようにいつも使っているおもちゃなどを置いてあげるといいかもしれません。

種類にもよりますが、ペットが快適に暮らせるハウスも販売されています。

ペットにあったハウスを用意してあげましょう!

ペットの防災③ 避難経路の確認

避難をするときのリスクも事前に確認をしておくとトラブルを避けることが出来ます。

ペット受け入れの確認

基本的に避難をするときは自宅から最も近い避難所を選びますよね。

しかし、ペットがいる場合はペットを受け入れてくれる場所かどうかを確認しておく必要があります。

地域によってペットと一緒に避難することが出来るかどうか確認しておくと安心です。
各地域でペットと同伴避難する場合のマナーやルールを定めたマニュアルが公開されています。

中にはペットの種類を限定している場所もあります。

多くの人が避難して混乱が生じているときは受け入れ可の場所でも、ペットが歓迎されないことがあります。

混乱をさけられる場所を選ぶのもひとつの方法です。

避難経路に慣れさせておく

いつも通っていない道を通ると不安になるペットもいます。

特に、飼い主がキャリーケースで運ぶことのできないペットの場合は一緒に避難しないといけないので道に慣れておく必要があります。

普段のお散歩ルートを避難経路にしておくとスムーズに避難ができるようになります。

散歩をしていて出会う地域の方と交流をしておくともしもの時に助け合うこともできるようになるので他の飼い主さんとの交流をもっておくようにしましょう。

ペットの防災④ 心のケア

災害は人間にもペットにもストレスを与えます。

ストレスによって、体調不良になってしまうペットも少なくないので心のケアもしっかりおこなってあげましょう。

大好きなおもちゃで遊んであげることや、飼い主さんに触れてもらうことでストレスが緩和されます。

正し避難所での生活の場合は大きな音であそぶと迷惑になってしまうので場所を選んで遊んであげてください。

備蓄の中にいつもより美味しいご褒美ご飯やおやつを用意しておくと、ペットを喜ばせることが出来ます!

まとめ

ペットの防災対策は用意しておくだけではなく、日ごろからのトレーニングが必要になります。

ペットと避難をすることは飼い主さんにとって気を使うことになってしまいますが、ペットを置いて逃げることはやめてください。

しかし、飼い主さんが無事でなければペットを守ることもできないのでまずは自分を守る知識を持っておきましょう!

大切なペットを守るために、避難の時は両手を開けておきたいので防災グッズはリュックにまとめておきたいですね。

今回紹介したペットの防災チェックリストをまとめたのでチェックしてみてください!