最終更新日:2022/09/03 (公開日:2019/01/06)
火事の防災・対策ポイント
目次
01.火事を起こさないために
起こる原因と
住宅火災の火元として、1位「たばこ」の次に、2位「ストーブ」、3位「電気器具」が続いています。
こういう火元から布などの燃えやすいものに火がうつって大きな火事になるんだね…
じゃあ、どのようにして日頃から気をつけるかを習慣と対策に分けて見てみよう!
基本の対策7つのポイント
火事が怒らないようにするために、消防庁では、「いのちを守る7つのポイント-3つの習慣、4つの対策」として、以下のような防火対策を呼びかけています。
習慣1. 寝たばこは絶対にしない
灰皿があるからと油断は禁物です。基本的に寝タバコの習慣自体をやめましょう。
また、家の中でタバコを吸う場合は、火がついたタバコを放置することは避け、その場を離れる時は火を消しましょう。
習慣2. ストーブの近くに燃えやすいものを置かない
特にカーテンなどの下にストーブを置いてしまっている場合は燃え移ってしまうことがあります。
また、ブランケットや洗濯物など、燃えやすいものを近くに置くことは避けましょう。
習慣3. コンロに火をつけたままで側から離れない
料理中の電話や来客、子どもの相手などでその場を離れたり目を話さなければならない時は、一度火を消すようにしましょう。
またコンロの周りには燃えやすいものを置かないように調理中に気をつけるようにしましょう。
対策1. 「住宅用火災報知器」を設置する
詳細は地域の消防署にお問い合わせください。
対策2. 寝具やカーテンなどには防炎品を使用する
対策3. 住宅用の消火器の設置
- 高温多湿を避けて設置する
- さびついたり変形しているものは、専門業者に点検を依頼する
- 一度安全ピンを抜いた場合、噴射していなくても専門業者に点検を依頼する
対策4. 日頃から隣近所との協力体制をつくる
もし留守の際に家事が会った時に、頼れるのは近所の方による通報です。
また、家族に高齢者や身体の不自由な方がいる場合は、隣近所の方々にあらかじめ協力をお願いしておくことでスムーズに避難することができます。
図でまとめておいから、しっかりと頭に入れて火事を防ごう!
02.火事発生時
火事の正しい知識・行動○×クイズ!
消火器の正しい使い方
ここでは消火器の使い方を説明しよう!
一緒にシュミレーションはできないから、動画で使用の際のイメージをつけれるようにしたぞ。
消火器の使い方
- 安全ピンに指をかけ、上に引き抜く
- ホースをはずして火元に向ける
- レバーを強く握って噴射する
- 風上に回り、風上から消す
- やや腰を落として姿勢を低くし、熱や煙を避けるように構える
- 燃えているものにノズルを向け、火の根元を掃くように左右に振る
初期消火三原則(知らせる・消す・逃げる)
1. 見つけたら早く知らせる
火災を見つけたら、近隣の方や住人にいち早く知らせましょう。
「火事だ!」と大きな声で叫ぶことで知らせることができます。
また、小さな火でも広がってしまう可能性もあります。すぐに消防車を呼ぶことが大切です。
2. 早く消火する
出火から3分以内が、消火できる限度です。消火器だけに頼らず、座布団で火を叩く、塗れた毛布で火を覆うなどの手段も有効です。
3. 早く逃げる
天井に火がうつったり、自分の手に負えないと思った際は迷わず逃げましょう。
その際は扉などを閉め、火に空気が入らないようにして燃え広がらないようにすることも重要です。
正しい避難の方法
じゃあ次は避難の仕方だね。
住宅火災の死因は、逃げ遅れが全体の8割以上(放火自殺者・不明・調査中を除く)だね。
逃げ遅れないために早く気づくことと正しい避難が大切だ
住宅火災による経過別死者発生状況(平成27年中)
避難の仕方
避難をする際に、下の階で出火していてすでに煙が充満している場合は隣の家の屋根などに避難するという手段もあります。
煙が充満してきた際には、ハンカチやタオルで鼻と口を塞いでできるだけ低い姿勢で避難するようにしましょう。
それらがない場合は、洋服を代用して鼻と口を抑えるだけでも効果があります。
避難煙が部屋や廊下に充満してきた時には、ハンカチやタオルで鼻と口を塞いでできるだけ低い姿勢で避難するようにしましょう。
煙を一息でも吸ってしまった場合、一酸化炭素中毒で気を失ってしまう可能性もあるので、できる限り煙を吸わないようにして逃げるようにしましょう。
火事の知識・行動まとめクイズ
03.まとめ
どうだったかな。
火事が起こった時にどのように行動するのが正しいのか、イメージはついたかな?
明日もしも火事が起こったとしても、君や、君の周りの大切な人たちが助かるように
これからも私たちは正しい知識を伝えていくぞ。
やあ、諸君。私は防災博士だ。
火事というのは人の不注意によって誰の身にも起こりうるものだ。
そして一瞬にして、命や大切なものを奪っていくものだ。
火を前にした時に、どうやって行動すればいいのかの正しい知識を持っている人は少ない。
だからここでの情報は、君や大切な人の命を万が一の時に守る武器になるんだ。
さて、それでは住宅火災の対策にスポットライトを当てて、正しい防災準備や知識を君たちに教えていこう!