最終更新日:2023/02/15 (公開日:2018/12/30)
【保存版】防災リュックの作り方!手作りがおすすめな理由&リスト付
この記事を読んでいる方は下記のような不安をお持ちでしょう。
「防災リュックを買ったけど、それだけではなんとなく不安」
「使っていないリュックを活用して、手作りできないかな?」
「市販より手作りの防災リュックの方がいいの?」
記事を読み終える頃には、そんな不安やお悩みを解決します!
目次
そもそも防災リュックとは?
防災リュックの使い道とは?
災害に備えて用意しないといけないものはたくさんありますよね。
食料、水、懐中電灯、簡易トイレなど必要なものはたくさん思いつきますが、今もし急に災害が起こって避難しなければならなった、すぐにそれらのアイテムを持って避難することができますか?
そのような事態に備えて用意しておくのが防災リュックです。
防災リュックには最低限必要なものだけを詰めておき、いざという時すぐ持ち出せる場所に置いておきます。
持ち出し用防災グッズを普通のカバンやキャリーバッグに入れている方もいるかもしれませんが、両手が使えて避難しやすいリュックを使うことをオススメします。
市販の既にグッズが詰められた防災リュックを買うのも良し、自分でオリジナルの防災リュックを作るのも良し、自分に合った方法で早速防災リュックを用意しましょう。
おすすめの防災リュックランキングTOP3
既にセットになった防災リュックを買う最大のメリットは手間が省けることですよね。
ただ、セット商品も様々な会社から発売されており、リュックの大きさ、デザイン、商品内容等、そのセットによって特徴が異なります。
今回はオススメの防災リュック(1人用)をピックアップし、ランキング形式で紹介します。
選ぶ際の参考にしてください。
第3位 MT-NET 防災リュックセット 女性用
オススメポイント
・生理用品や身だしなみ用品など女性に嬉しいグッズ満載
・リュックは380gでとても軽い
第2位 防災リュックセット SHELTER
オススメポイント
・低価格
・機能性にこだわったアイテムばかり
第1位 防災リュックセット 地震対策30点避難セット
オススメポイント
・アイテム数30点と最多
・グッドデザイン賞も受賞したおしゃれな見た目
防災リュックについては以下の記事もあわせてご覧ください。
防災リュックに最低限入れたい中身のリスト
あらゆる災害の状況を想像しながら自分たちに必要だと思うグッズを用意しよう。
リスト①:貴重品
現金
普段はキャッシュレスで生活しているので現金はあまり持ち歩かないという方もいらっしゃるでしょうが、災害時に使用できるのは現金です。
停電した場合、クレジットや電子決済サービスは使えませんし、ATMも動きません。
自動販売機で飲み物を購入したり、公衆電話を使用するために10円玉、100円玉を多めに入れておきましょう。
身分証明書
母子手帳
乳幼児がいらっしゃるご家庭で忘れずに用意して欲しいのが母子手帳です。
母子手帳には子供の健康状態・疾患、アレルギーの有無、予防接種歴など子供の健康に関する重要な情報がたくさん載っています。
子供が適切な治療を素早く受けれるために母子手帳は忘れずに入れておきましょう。
リスト②:危険回避アイテム
軍手
災害により壊れたものを片付ける際や重いものを運ぶ際、救助の際など何かと欠かせないのが軍手です。
冬は防寒対策にもなるので入れておきましょう。
懐中電灯
懐中電灯の使い方としてすぐに思いつくのは避難する際や停電時に特定の場所を照らす役割ですが、停電時部屋全体を照らしたいときも懐中電灯は活躍します。
これは警視庁の災害対策課がTwitterでシェアした懐中電灯をランタンに応用する方法です。
ペットボトルを載せるだけ、という簡単な一手間で周り全体を照らすことができます。
災害時にマッチやろうそくを使うのは大変危険なので、ぜひこの方法を覚えておいてください。
笛
避難中、災害に遭い助けを呼ぶ際役に立ちます。
ガムテープ
ガムテープの活躍する場面もたくさんありますよね。
割れたガラスを一時的に直すのに使ったり、ガラスが割れないように事前に補強するために使ったり、止血など応急処置としても使用できます。
避難所では多くの人が同時に生活するので物が溢れてしまいますが、自分の所持品にガムテープを貼り名前を書いておけば、何がが誰の所持品か混乱することはありません。
リスト③:情報収集用
携帯電話(充電器・バッテリーも含む)
安否確認するために必須な携帯電話。
停電時には充電もできないのでモバイルバッテリーも忘れずに入れておきましょう。
いつでも使用できるよう定期的にモバイルバッテリーの充電を確認することを忘れないでください。
ラジオ
どこにいても正確な情報を手に入れるため役立つのがやっぱりラジオです。
スマートフォンでもラジオは聞けますが、電池の消費を抑えるためラジオがある方が安心です。
乾電池タイプ、ソーラー充電、手回し発電などたくさんの種類があるので自分に合ったものを探してみてください。
リスト④:雨・風邪をしのぐ
アルミ保温シート
寒さをしのぐためのかぶるのにはもちろん、大きめのアルミ保温シートは目隠しとしても活躍します。
避難所の人目が多い場所で着替えをしなければならない状況でもこれがあれば少し気持ちが楽になります。
マスク
乾燥が気になる、花粉予防のため、インフルエンザを防ぐ、様々な目的で日頃からマスクを持っている方も多いと思います。
災害時に発生する埃からも身を守ってくれるので複数枚持っておきましょう。
マスクをつけることで防寒にもなります。
雨具
天気が悪い中避難したり作業するシチュエーションも考えられます。
折りたたみ傘より雨具の方が両手が使えて便利です。
カイロ
防寒対策として忘れずに入れておきましょう。
リスト⑤:食料
飲料水
リュックに入れられる500㎖ペットボトルの飲料水を用意しておきましょう。
家に置いておく備蓄として2ℓペットボトルの飲料水は用意している方も多いと思いますが、500㎖ペットボトルも上記で紹介した懐中電灯ランタンや、一人ずつ水を分けたい時など何かと便利です。
非常食
持ち出しリュックに入れておく分の非常食なので大量に用意する必要はありませんが、1日しのげる程度の量は入れておきましょう。
災害時の食事方法について知りたい方はこちら↓
リスト⑥:衛生用品
救急セット
よく使う救急セット(絆創膏、ガーゼ、テープ、消毒液)は最低限入れておきましょう。
簡易トイレ
断水時に最も困るのがトイレですよね。
1日分の簡易トイレを入れておきましょう。
常備薬
ウエットティッシュ
水が使えないときにも清潔に保つことができるウェットシートは便利ですよね。
乳幼児のお子さんがいらっしゃる家庭はおしりふきを持ち歩いている方が大半だと思いますが、おしりふきも除菌ウェットシートの代わりになりますよ。
ポケットティッシュ
屋外で用を足す際、人が殺到する災害時はトイレにトイレットペーパーがないことも多いです。
ティッシュはどれだけあっても困りませんし、多めに入れておきましょう。
紙おむつ
なかなか服が洗えないときでも下着は変えたいですよね。
紙の下着なら気にせず使い捨てできます。
男女兼用で使えるボクサータイプをオススメします。
水のいらないシャンプー
断水時に重宝されるのがこのアイテムです。
髪が洗えないのは特に女性にとってはつらいですよね。
こちらを付けて適量マッサージしたあと、タオルでふき取ることで汚れを取ることができます。
歯磨きシート
歯を磨くという行為は虫歯を防ぐだけでなく、口内の雑菌を除去することで病気を防ぐ役割も担っているのです。
口内の衛生環境が悪ければ、肺炎にかかることもあります。
水が使えない中でも歯磨きシートなら口内の衛生環境を清潔に保てます。
コンタクトレンズ
眼鏡
リスト⑦:快眠グッズ
エアー枕
旅行用の膨らませるタイプであればかさばらずリュックに入れられて便利ですよ。
耳栓
避難所では多くの人が生活しています。
赤ちゃんの泣き声や話し声が聞こえる、なんて状況でも耳栓があれば寝付きやすくなります。
ストレスの溜まりやすい避難所生活では快眠できるかどうかが大きなポイントですよ。
アイマスク
こちらも安眠のために入れておきたいアイテムです。
リスト⑧:女性が追加しておきたいアイテム
生理用品
避難所にすぐには届かない生理用品。
普段使い慣れたものを使う方が精神的にも安心です。
急な生理に対応できるのはもちろんのこと、怪我をして出血してしまった際の手当にも使えますよ。
くしとヘアゴム
化粧が難しい避難所生活でも最低限の身だしなみは整えたいもの。
避難所生活の時はなかなか髪を洗えないので常に結んでいた、という方や作業する際髪を結ぶゴムがなく不便だった、という声もあったのでくしとヘアゴムは入れておきたいですね。
保湿オイル
いつもと同じようにスキンケアはできないとしても乾燥していると気になりますし、すっぴんだとなおさらです。
全身使えるオイルを一つ入れておくだけで安心ですし、良い匂いがするものだとリラックス効果もあります。
化粧品のサンプルや旅行用の小さな化粧品が余っている方はそれを利用しても良いですね。
女性に常に持っておいて欲しい防災ポーチについての記事はこちら↓
お子様のいる家庭の必須グッズについての記事はこちら↓
【応用編】防災リュックの作り方
理想の防災リュックはできたかな?
防災リュックができたらそれを災害時にすぐ使用できるような状態に保つ必要がある。
どこに置くべきか、何個置くべきか、どのくらい点検するべきか、を頭に入れれば防災リュックの準備はバッチリだ!
①:設置場所
設置場所として最適なのが玄関です。
玄関に置いておけば避難する際、靴を履くついでに背負うことができるからです。
また玄関は比較的安全だという点においても設置場所として最適だと言えます。
もちろん自分で最適だと思う場所に置いて構いませんが、収納スペースの置くにしまっていざという時取り出せないという事態にならないよう注意しましょう。
②:用意すべき個数
家族の人数分用意しておくことをオススメします。
無理に少ない個数にまとめると一つのリュックが重く、大きくなり、避難する際邪魔になってしまいます。
ラジオや救急セットは一家に一つあれば十分ですし、小さいお子様のいる家庭は避難所でも遊べるおもちゃを入れる、など家族構成に合わせて全員分用意しましょう。
③:中身の点検頻度
防災リュックを用意したはいいけど、いざ使おうとした時期限切れで使えなかった!
なんて事態は避けたいですね。
実は『防災点検の日』があるのをご存知ですか?
季節の変わり目となる3、6、9、12月の1日が防災用品点検の日とされています。
ですので一年に4回点検するのが好ましいです。
点検すべきポイントは
・飲料水、食料水は賞味期限を過ぎていないか
・充電・バッテリーは十分にあるか
・入っている薬は適切か
・その季節に合ったものか
という4点です。
点検するたびに防災意識も高められるので忘れずに点検しましょう。
防災リュックの作り方!最低限の中身&リストのまとめ
防災リュックを作るときの大事なポイントは
災害時必要なものを自分が無理なく背負える量
に抑えることだ。
防災グッズが少なすぎてはもちろん困るが、多すぎて避難がスムーズにできなければ命に関わってしまう。
何がどのくらい必要か、家族で話し合いながら用意しよう。
やあ諸君、防災博士だ。
諸君はいつ災害が来ても素早く避難ができるよう防災リュックを用意しているかな?
今回は防災リュックに入れるべきアイテムの紹介から防災リュックの豆知識まで、防災リュックをこれから用意しようと思っている人にぴったりの情報が満載だ。
では最初は防災リュックの用途から説明していこう。