2019.04.02

「涙ではなく、私たちを思うなら笑顔を」(2018年7月11日)

written by 烈白川

 

 * 広島県三原市に入りました。現場に入って感じることは、そのタイミングや時期によってちがったりしてきます。発災後すぐは、現地の人たちはもちろんのこと、そこで働いている市の職員さんや社協の皆さんの大変さが感じられます。避難所には多いところで何百人という方々が避難されていて、その避難所を職員さんが数人でまわしている。避難されている方のなかで手伝ってくれる人はいれど、大変なことだと思う。人ひとりと向き合うのでさえ、ぼくたちはできなかったりするのに、何百人という人数を数人で見るわけで。そして何より、その職員さんたちも被災されている方だからね、ほんと、大変だとおもうんだ。できれば、その人たちのサポートや疲れを癒すようなことも、できればなと思う。

 

 

僕が入った岡山県の真備と広島県の三原は、ふたつとも断水が続いていて、早くてもあと10日はかかるとおっしゃっていた。水が出ないことは、想像している以上にストレスが溜まる。トイレだって今まで通りできないし、この暑いのにシャワーもろくに浴びれない。あとは、内部からの炊き出しなどが衛生上できないケースが多くなってくる。避難所に届く食料は加工品がほとんどなのでどうしても栄養が偏ってしまうから、炊き出しはとても重要なのだけれど、断水でそれもしにくい状況になってしまう。この暑さのなか、食欲もどうしても出ない。そのなかでお弁当などよりは、そうめんやうどんなど冷たかったり食べやすいものだと、みんなお腹に入れやすいんじゃないかな。

 

 

なので、もし県内で被害が少ないところや、お近くの県で炊き出しができる人は、可能なら行ってあげてください。僕の行った避難所でも、冷たいうどんの炊き出しにみんな並んでた。ああいうのは、今の状況だとほんと助かるだろうな。もちろん、許可を取った上で衛生面に気をつけて行わないといけないけれど、ぜひそういったことができる人は、力になってください。ぼくにできないことが、あなたならできるかもしれない。そして願わくば、避難されている方だけでなく、そこで働いている方にも、持って行ってあげてほしいんです。みんなどうしようもないなかで、なんとか希望の方を向いてがんばってる。そんな中、やっぱり元気になるのは食べ物だよ。人を救うのは、やっぱり心あたたまるおいしい食事だ。

 

 

支援にもタイミングやフェーズがあって、今はまだ娯楽は早いかもしれない。でも、できるだけ笑おうね。東日本大震災のあと、だれかが言っていた。「涙ではなく、私たちを思うなら笑顔を」 希望を胸に、動こう。あなたの希望はきっと、だれかの希望になる。

 

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今日も、わざわざよんでくれてありがとうございます。
被災された方だけではなく、そこで動いている人たちを支えることだって、りっぱな支援です。

 

 

 

 

 

(白川烈のDAYSTORYより)