記事一覧

-1. 「渡せなかったパン」
2019.02.12

      「パンを2つください。」4月16日の本震から2日後、その何でもない言葉に、一瞬固まってしまった。       2016年の4月14日。熊本県を中心に…

-2. 「顔」
2019.02.13

  「”表”に出た感”情”」と書いて、「表情」。 言葉の通り、喜怒哀楽などの感情は顔に出る。 震災直後の景色をこの目で見た僕の表情は、ただただ唖然としていたように思える。     東日本大震…

-3. 「責任とは何か」
2019.02.26

  「責任」という単語を目にするとき、僕はいつも、熊本県阿蘇の狩尾という地区の区⻑さんを思い出す。後藤区⻑という、細身ながらにきちんと筋肉がついているような、いかにも農家さんという風貌をした区⻑さんだった。 &…

-4. 「猫が死んでいた」
2019.03.05

      猫が死んでいた。   たぶん、車に轢かれたんだろう。 眼球が飛び出て、腸は露わになり、枠から出てきた絵のような臨場感がある。   あまり意味も分からないまま手…

-5. 「なにも発しない」ということ。
2019.03.11

  * 今日という日に、たくさんの人が、それぞれおもいおもいに、たくさんのことを書いているでしょう。しかし、それらに特に意味はないと思っています。し、ぼくがこうして書くことも、あまり意味はありません。当事者も、…

-6. 助け合うという不自然さ(2018年7月8日)
2019.03.19

    *「助けるという行為は、生き物のなかではいちばん不自然だ」どこかの漫画に、そんなことが描いてあった。そりゃあ、そうだよね。何の見返りもない、得をするわけでもない、ただ時間と労力を使うだけ。とて…

-7. 支援を考えている人たちへ(2018年7月10日)
2019.03.26

   *「ボランティアです、大阪から来ました」 そう言うと「ほんとかい、ありがとうねえ」「ごくろうさま」と返してくれるんだ。ごくろうさまって、なんだよ。ほんとうに苦労しているのは、まちがいなくあなたたちのほうなのに。負け…

0-8. 「涙ではなく、私たちを思うなら笑顔を」(2018年7月11日)
2019.04.02

   * 広島県三原市に入りました。現場に入って感じることは、そのタイミングや時期によってちがったりしてきます。発災後すぐは、現地の人たちはもちろんのこと、そこで働いている市の職員さんや社協の皆さんの大変さが感…

-9. 歌いたいから、歌手になる。(2018年7月27日)
2019.04.10

  * 「自分が役に立つ」「自分は力になれる」そう思える自信はとてもすばらしいことなのかもしれない。たぶん、じぶんのなかで積み上げてきたものがあるからだ。誰しもが積み上げれるものではないし、時間も労力もかかる。…

-10. 自分の身ってどこだ?(2018年9月7日)
2019.04.16

* 東北、熊本、朝倉、岡山、広島、愛媛、北海道と、他にもまだまだある。災害といわれる地震や台風などが増えてきている。今までは、「なにかのメッセージだ」とか「自然が、地球が悲鳴を上げている」みたいなことを言うのがあんまり好…