最終更新日:2022/09/03 (公開日:2018/12/16)
【保存版】災害時に備えておくべき非常食
災害が起きた時のための食料備蓄は何日分か知っていますか?
正解は1週間分です。
少し前までは3日分と言われていましたが、
今後予想される南海トラフ地震や首都直下型地震は被害が甚大で食料が届きにくいと考えられるため、
1週間分以上の食料が必要だと言われています。
ただ、普段から1週間分買い置きしている方はなかなか少ないでしょうし、
そもそも電気やガスが止まってしまったら食べられなくなる食材ばかりを買っているかもしれません。
かといって、非常食を1週間分用意するのも大変ですし栄養バランスも心配です。
災害発生から1週間はこう乗り切る!
1~3日目
災害発生から3日までは冷蔵庫に買い置きしている食材を工夫して食べましょう。
停電時のために、
食材を保存するためのクーラーボックス・保冷剤
調理するためのカセットコンロ・ガスボンベを
普段からすぐ取り出せる場所に置いておきましょう。
4~7日目
4日目以降はストックしていた缶詰、レトルト食品などの保存食品を活用しましょう。
断水のため使える水の量が限られる時は、
ラップをお皿にひいてから食材をのせたり、
ポリ袋の中で調理すれば洗わずまたそのまま使えます。
災害が起きたからと言って全ての食事を非常食で過ごさないといけないわけではなく、
家にある食材を使いきる→非常食を活用する、というように
途中で移行することによって食材を無駄にせず、1週間過ごすことができます。
健康的な食生活とは
合言葉は『まごはやさしいよ』
災害が発生した際、最も重要なのは生き延びることですが、
できることなら健康にも考えた食事を取りたい、
と考えている方も多いのではないでしょうか。
保存食やインスタント食品ばかりだと添加物が気になる、
というお母さんもいらっしゃると思います。
災害を想定して、普段からどのような食料を買っておくべきなのでしょうか。
バランスよく健康的な食生活を送るための合言葉は『まごはやさしいよ』です。
『まごはやさしいよ』は栄養価が高い日本に馴染みのある食材の頭文字を取ったものです。
どんな食べ物があるのか順に説明していきます。
普段から買っておくべき保存のきく食材は?
ま:豆類
高たんぱく質低カロリーな豆類。特に大豆は日本人にとって欠かせない食材です。
例)豆類の缶詰(大豆、ひよこ豆、小豆など)・高野豆腐・甘納豆・きなこ
ご:ごまなどのナッツ類
食物繊維・カルシウム・ミネラルが豊富なナッツ類は加熱しなくて良いのも嬉しいですね。
例)ごま・アーモンド・クルミ・栗
は(わ):わかめなどの海藻類
ミネラル、食物繊維たっぷりな海藻類はよく健康に良い食材として挙げられますよね。
例)乾燥わかめ・乾燥ひじき・海苔・塩昆布
や:野菜
ご存知の通り食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富な野菜類はなるべく多く摂取したいです。
例)トマト缶・野菜ジュース・青汁・切り干し大根・フルーツ缶・ドライフルーツ
さ:魚
魚はたんぱく質や鉄分が豊富です。
例)サバ缶・ツナ缶・煮干し
し:しいたけなどのきのこ類
食物繊維とビタミンが豊富なきのこ類はダイエットにおすすめの食材として認識している方も多いと思います。
例)乾燥しいたけ・マッシュルーム缶
い:芋類
炭水化物、食物繊維、ビタミンCが豊富な芋類は腹持ちも良いので災害時にも最適な食材です。
例)干し芋
よ:ヨーグルトなどの発酵食品
ビタミン、ミネラル、酵素が豊富な発酵食品は体の調子を整えてくれます。
例)味噌・お酢・鰹節・チーズ
普段から『まごはやさしいよ』を積極的に取れていますか?
保存のきく食材でも栄養価の高い食事をとることは可能なのです。
特に乾物は長持ちする上に、
加熱せず食べれるもの、
乾燥させたことでより栄養価が高くなるもの、が多くありオススメです。
時短・簡単な非常食レシピ
何を買えばよいかはわかったけど、じゃあその食材で非常時どんな料理を作れば良い?
そんな疑問を解消するためオススメのレシピを紹介します!
災害時なので
・使う水は最低限の量
・カセットコンロで作れる
・栄養価の高い食事
という条件を考慮したレシピです。
ご飯の炊き方
おかずを作る前に、そもそもご飯を炊飯器を使わず炊いたことがない!
という方にカセットコンロでご飯を炊く方法をまずはご紹介します。
こちらは断水の際知っておくと便利な、洗い物を出さずご飯を炊く方法です。
切り干し大根とコーンの和え物
火を使わず、洗い物も出さずできてしまうこのレシピ。
食物繊維とカルシウムが豊富な切り干し大根は
煮物・和え物・サラダと様々な使い方ができるので
普段からストックしておきたい食材です。
高野豆腐×豆×トマト缶ソース
たんぱく質と野菜が摂取できる簡単レシピです。
ご飯にもパンにも合うアレンジのきくレシピです。
さんま缶とごぼうの蒲焼き丼
子供も好きな蒲焼き。
さんま缶に味が付いているので、味付け不要です。
ごぼうも水煮を使えばより簡単・手間いらずでつくれますよ。
by 庭乃桃
脂ののった旨味たっぷりのさんま缶を、ごぼうと合わせて簡単どんぶりに。噛むほどにおいしいごぼうとふんわり卵がアクセント。缶詰の汁で味がつくので調味料いらず、あっという間に作れるのがポイントです♪
市販のおすすめ非常食
災害時に作れるレシピがあるとはいえ、やはり非常食はあった方が絶対に安心です。
ここでは美味しいのはもちろん、体にも優しい非常食をご紹介します。
イザメシ IZAMESHI パワーセット
まず最初にご紹介するのが「イザメシ」の保存食セットです。
イザメシは美味しさはもちろん、
健康へのこだわり、
またインテリアにも溶け込むようデザインも考えられた長期保存食シリーズです。
このパワーセットには保存食5食分と500mlペットボトルのお水が一本入っています。
スタイリッシュなデザインなので、オファイスのストック用にしておいたり、アウトドアに持って行くのも良いですね。
非常食を防災時用としてだけではなく、日常的に取り入れたい
という方におすすめなのがこの非常食セットです。
出来立てのお惣菜を真空パックにしたので、美味しさはそのまま様々なおかずが楽しめます。
保存期間は非常食にしては短く260日ですが、
ローリングストック方式で日常の食卓のおかずとして取り入れる、
または忙しい日の食事の準備を楽にしたい方にはうってつけのセットです。
無添加で体にも優しいのが嬉しいですね。
カゴメ 野菜の保存食セット
災害時の野菜不足が心配な方にオススメなのがカゴメの保存食セットです。
中には野菜ジュースと野菜たっぷりのスープが入っています。
野菜ジュースは1日に必要な量の野菜が含まれているのに5.5年の長期保存が可能です。
スープも4.4年または5年保存が可能で、常温でも美味しく食べられるのが災害時にはありがたいです。
高齢者がいらっしゃる家庭にオススメしたいのがこちら。
高エネルギー高タンパクなプリンで、歯が弱い高齢者の方でも栄養をとることができます。
和テイストな4種類が集められたパックなのも高齢者の方には嬉しですよね。
もちろんおやつとしてもオススメですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、災害時にカロリーを取れるだけではなく、栄養も取れる健康的な食材・非常食をご紹介しました。
普段から保存のきく食材を意識してスーパーに行ったり、最低限の火と水でできるメニューを考えておくだけでもいざという時慌てずに済みます。
1週間どう乗り切るかをこの機会に考えてみてください。
また、地震後や災害後の備蓄について(防災グッズなど)は以下の記事をご覧ください。
防災グッズで本当に必要なものは?優先順位の高い2シーンで厳選