最終更新日:2023/05/17 (公開日:2019/05/20)
【100均版】おすすめ防災グッズからおすすめできない防災グッズを解説!!
近年では100均の品揃えもかなり豊富になり、防災グッズの取り扱いも随分増えています。品質は値段相応のものが多いですが、中には100円で十分な機能をもった物もたくさんあります。
この記事では基本の防災グッズリストのおさらいから、100均で購入をおすすめしないもの、大手100均の店舗別のおすすめの商品の紹介などをまとめています。
目次
【100均版】必要最低限備えたい防災グッズ
まずは防災グッズとして揃えておきたい基本的なリストを見ていきましょう。
①:衛生用品
- マスク
- ウェットティッシュ
- 簡易トイレ
- 救急用品セット
- バッテリーや電源類
- モバイルバッテリー
- 乾電池
②:食品
- 飲料水
- 乾パン
- 缶詰
- レトルト食品
- インスタント食品
- 紙皿、割り箸、紙コップ
- 給水タンク
- カセットコンロ
- ラップ
③:避難生活用品
- 防寒グッズ(カイロや毛布)
- 筆記用具
- ガムテープ
- 常備薬
④:装備
- ヘルメット
- 懐中電灯
- 軍手
- ホイッスル
- 運動靴
- 携帯ラジオ
⑤:衣料品
- 下着
- 雨具
- 防寒ジャケット
⑥:あると便利なもの
- 安全ピン
- ハンカチ
- タオル
- ビニール袋
- マッチやライター
【100均版】プラスα備えたい防災グッズ
防災グッズの基本リストと照らし合わせながら、どれほどの防災グッズを100均で揃えられえるのか検証していきましょう。
①:衛生用品
- マスク
- ウェットティッシュ
- 簡易トイレ
- 救急用品セット
衛生用品はリストにある全ての品目を100均で揃えることができます。
救急用品セットはあらかじめセットで販売しているわけではありませんので、絆創膏や消毒液など、必要なものをセレクトして揃えましょう。
②:モバイルバッテリーや電池
- モバイルバッテリー(電池式)
ダイソーでは一般的に主流になっている充電式のモバイルバッテリーではなく、電池交換式のものが100円(税別)で購入できます。
避難生活が長引いたり、停電が続いたりすると充電式のモバイルバッテリーでは電力の確保が困難になることも考えられます。そんなときに乾電池式のものを備えておくと安心です。
しかし、乾電池式のモバイルバッテリーはスマートフォンの充電を満タンにするにはかなり乾電池を消費します。それぞれに活躍できる場面が異なってきますので、充電式と乾電池式のどちらもそろえておくのが一番よいでしょう。
- 乾電池
「100円の電池では品質は問題ないのか?」と思われる方も多いと思います。しかし、100均の電池は人気商品なこともあり、商品在庫の回転が速く、製造から間もないものが店頭にならんでいることが多くなっています。
そのため、少し高価で製造から日が経過してしまっているものよりもむしろ質がよく、安全なものが多いといわれています。防災グッズとして備蓄する場合は、定期的に購入日を見直して使用したり買い換えたりするようにしましょう。
③:食品
- 飲料水
- 缶詰
- レトルト食品
- インスタント食品
- 紙皿、割り箸、紙コップ
- 給水タンク
- ラップ
食料品は乾パン以外のものはほとんど100均で揃えることができます。
給水タンクは強度のあるビニール袋に取っ手がついたものや、蛇腹式になっている筒型のもの、簡易蛇口がついているものなど100均によって様々な種類があります。
容量もさまざまですが、お値段も100円(税別)だけではなく300円(税別)のものもありますので、ご自身の家族構成などを考慮して選ぶとよいでしょう。
④:避難生活用品
- 防寒グッズ(カイロや毛布)
- 筆記用具
- ガムテープ
防寒グッズは、カイロのほかにアルミがシート状になっている毛布がおすすめです。
布の毛布のようにかさばらず、軽量であるため持ち歩きに便利です。アルミですので保温性もあります。ダイソー、セリア、キャンドゥの3店舗でそれぞれ取り扱いがあります。
⑤:装備
- 軍手
- ホイッスル
ヘルメットや運動靴などは高価なため100均では手に入れることができません。
ホイッスルは万が一瓦礫の下に閉じ込められたりしてしまった時のためにいつでも携帯しておくと良いでしょう。衣料品
- 下着
- 雨具
雨具は傘などよりもレインコートがあるとよいでしょう。
レインコートは雨をしのぐだけではなく、防寒具としても使用できます。風を通さないのでジャケットの中などに着込むと保温性を発揮します。
また、100均ではトラベル用品として紙製の使い捨て下着を販売しているところもあります。避難生活となると洗濯が困難になることも考えられますので、1週間分ほど使い捨て下着を確保しておくのもよいでしょう。
⑥:あると便利なもの
- 安全ピン
- ハンカチ
- タオル
- ビニール袋
- マッチやライター
必須ではありませんが、備えがあると避難生活に役に立つものです。ハンカチやタオル、ビニール袋は怪我の手当や防寒にも利用できます。
100均で購入をおすすめしない防災グッズ
①:リュック
100均でもリュックは販売していますが、その多くが簡素なものであったり、100円(税別)よりも高価な値段で販売しています。
ダイソーでは300円(税別)ほどでリュックを販売していますが、肩紐のクッション性は弱く、防水加工などもありません。
防災グッズを詰めて持ち歩くリュックはそれなりの耐久性が必要になります。また、防災リュックは重さが10キロ以上になることが多いため、肩紐のクッション性は思ったよりも重要になってきます。
一時的に荷物を収納するための簡易バッグとしては十分ですが、きちんとしたリュックは最低でも2000円〜ほどの相場のものを購入しておくといいでしょう。
リュックの選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
②:懐中電灯
こちらも100均でも購入することはできますが、値段的にも小さいものが多く、あかりが不十分になりがちです。
停電になった場合は懐中電灯が生活での必需品になってきますので、きちんと機能を兼ね備えたものを準備しておいたほうが安心できるでしょう。
③:モバイルバッテリー
充電式のモバイルバッテリーは100均でも販売していますが、電力を蓄えられる容量が少なく、電力の出力が弱いものがほとんどです。
1つのモバイルバッテリーで1回充電すると電力は尽きてしまうものが多く、出力が弱いということは充電に時間を要すということになります。
普段の日常生活で利用するには100均のモバイルバッテリーは安価で軽量のためとても便利ですが、防災グッズをしては機能が十分ではありません。
④:携帯ラジオ
100均でもラジオが販売しているところもあるようですが、AMラジオしか聴くことができない、スピーカーがなくイヤホンが必須など、機能面が制限されているものがほとんどです。また、近年では取り扱い自体も終了しているものが多くなっています。
携帯ラジオは停電時などに情報を得るための貴重な防災グッズですのできちんとした機能を持った安心できるものを購入しましょう。
100均で購入できないヘルメットなどの防災グッズ
冒頭でリストアップした防災グッズを元に、100均では購入できなものを下記にまとめした。
- ヘルメット
- 衣料品
- 携帯ラジオ
- 運動靴
- カセットコンロ
このようなものはどうしても販売価格が最低でも500円前後を超えてくるため100均での購入は難しいでしょう。
また携帯ラジオやヘルメットなどは安価なものは品質も落ちてしまうため値段で決めるのではなく安心できる品質やメーカーのものを選ぶのがよいでしょう。
ダイソー/セリア/キャンドゥのおすすめ防災グッズ
それでは大手100均であるダイソー、セリア、キャンドゥ、の店舗別におすすめの防災グッズを見ていきましょう。
ダイソーのおすすめ防災グッズ
- 乾燥タオル
圧縮された乾燥タオルで、タオルの大きさ別に3種類販売されています。
防災リュックはどうしても大きく、荷物も多くなりがちです。この乾燥タオルであれば必要な際に水で戻して使うことができますので、場所もとりません。特にお子様や女性の方への荷物の軽量化におすすめです。 - 不織布マスク30枚入り防災グッズとしてだけではなく花粉シーズンやインフルエンザの流行シーズンでも圧倒的人気を誇っているダイソーのマスク。なんといってもその魅力は量の多さです。100円(税別)で販売されていますが、なんと1箱に30枚も入っています。
ほかの100均店舗でもマスクは販売されていますが、この大容量はダイソーだけです。実際に使ってみると、ほか商品のマスクよりも若干毛羽立ちが目立ちますが、ほとんど気になりませんでした。
セリアのおすすめ防災グッズ
- 緊急用呼出笛
キーホルダーになっている緊急用ホイッスルです。笛の中が筒状になっていて、くるくると回して開閉できるようになっています。筒の中にご自身の住所や血液型などを記載できるIDカードが収納できるようになっています。デザインもシルバーでシンプルなので普段からキーケースなどにつけておくとよいでしょう。
キャンドゥのおすすめ防災グッズ
- マウスウォッシュ
断水になってしまったり、避難所生活になるとなかなか水を一定量確保することが難しいことも考えられます。
そんなときに水を使わず口内洗浄を行えるのがこのマウスウォッシュです。歯磨きほどの洗浄力はありませんが、口をすっきりさせたいときなどはマウスウォッシュで十分です。
キャンドゥは公式サイトも防災に特化
公式サイトではおすすめの防災グッズをわかりやすく特集ページにまとめてありました。品揃えは各店舗でも違ってくるため、近隣店舗に行く前に問い合わせをしてみるのもよいでしょう。
また、大量購入限定ではありますが、公式サイトで商品のネット通販も可能なようです。会社や自治体で防災グッズを揃えようとしている方はネット通販も活用してみてはいかがでしょうか。
キャンドゥ公式サイト:https://ec.cando-web.co.jp/special/2018rebousai/
100均で買える防災グッズ:まとめ
近くの100均に防災グッズを見に行こう
1日で一気に揃えようとするとそれなりにお金もかかりますし、準備と心構えが必要になります。
まずは「ちょっと見に行ってみようかな」というくらいの気持ちで近所の100均に行ってみてはいかがでしょうか。
少しずつ集めはじめると、別の用事で近所ではない100均にいった際もきっと防災グッズのことを思い出してさらに備蓄が整うはずです。
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